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広報・松本さん:ちょ……フェルちゃん。今日はFITの話に集中してよ。研究所の話は、そのうち別の機会をつくるから。

F:お願いしますよ。機会を作ってくださるのなら、それはそれで1本の記事にしますから。責任のある立場の方をドカンとお願いします。

広報・松本さん:やるからやるから。ちゃんとやるから(あんまりやる気がない風)。

 読者諸氏。ご期待ください。近々「技術研究所統合の真実」について、責任のあるお立場の方にインタビューする所存です。

:で、その人研の中に面白い人がいて、その人に「顧客の潜在ニーズを知りたい」と話していたら、「田中さんのやりたいことは、僕の方法でできるかもしれません」って言うんですよ。「実はこんな方法を開発したんだけれど、社内の誰も興味を示してない」、と。へぇ。何それ面白そうじゃんと詳しく聞いてみると、それがすごくユニークな方法なんですよ。聞いたこともない調査方法なんです。

F:聞いたこともない調査方法。いいですね。面白そう。どうやってやるんですか。

「誰も興味を持ってくれない」調査方法を世界展開

:具体的に言うと、大きな部屋に写真を1000枚ぐらいビャーッと貼るんです。それをお客様に見てもらって、好きな写真を選んでもらう。

F:貼ってあるのは、クルマの写真とか、クルマを中心としたライフスタイルの写真とか、そんな感じですか。

:いえもうクルマに限らず、何でもです。お花畑とか、海とかサーフボードとか。いろんな写真がありましたね。クルマもありますが、決してそれがメインではありません。そこに設問がいくつかあって、その設問に応じて写真を選んでもらうんです。で、選んでもらった結果をヒアリングする。「あなたはこの画像をどうして選んだのですか」と。

F:おもろい。

:そうすると、お客様はストーリーをどんどん話してくれるんです。こちらが予想もしていなかったようなことも含めて。それを何回か繰り返して、ある特殊な方法で結果を分類すると、その人の潜在ニーズが探れる、という方法なんですね。

F:面白いけれど、ちょっと怖い感じもしますね。人の深層心理があぶり出されてしまうような……。

:そうですね。完全に心理学の世界ですね。

F:私も受けてみたいな。自分の心の奥底をのぞいてみたい。

マイトのY:あはははは。フェルさんは受ける必要なんかないですよ。あんたの心の奥底なんて分かりきってるから。ラクしてもうけたいとか、女性にモテたいとか(笑)。

高橋マンちゃん(以下、高):そうですね。美女をはべらして豪華な食事をしたいとか、高い酒を飲みたいとか、ね(笑)。

F:な、な、な……。

マイトのY:選ぶ写真も何となく予想がつきますよ。ドルの札束とかハデなクルマとか(笑)。

:水着のモデルとか金の延べ棒とかね(笑)。

F:二人ともそんな風に俺のことを思っていたのかよ!

高・マイトのY:(大きくうなづき元気よく)はい!