全6620文字

 こんにちは、AD高橋です。

 先週よりスタートした西村カーセンサー編集長へのインタビュー。前回もですが、今週も「あれ?それって話していいのかな……」という内容もありますが、まあ大丈夫でしょう(たぶん……)。

 今回は日本の中古車が海外ですごく人気があるという話が中心でした。日本から輸出された中古車を買った人たちは「ETCカードが挿入されていません」という日本語を覚えるという、笑い話のような本当の話がバズっていましたね。こういう装備はそのクルマが実際に日本で使われていた証になるので、そのまま販売した方が輸出国での信頼性が高まるのだとか。

 本編のキャプション(写真の下の解説文のこと)にも書いた通り、タイではアルファードの新車価格が388万9000バーツもします。マジェスティ(日本名:グランエース)が170万9000バーツ(約587万円)ですから、アルファードがどれほど高級車かわかるはず。ちなみにマレーシアでは44万6609リンギット(約1120万円)、シンガポールでは22万5888シンガポールドル(約1740万円)もします。

東南アジアでは装備てんこ盛りのVIP仕様の人気が高い(写真はアルファードエグゼクティブラウンジS)。

 それでもアルファードの人気は高いといいます。新車の人気が高ければ、当然中古車も人気に。ただ、元々の販売台数がそこまであるわけではないので、日本から中古車が輸出されていくわけですね。ちなみに東南アジアでは高級装備がテンコ盛りの高級グレードの方が人気だそうです。

 タイの中古車サイトを見ると初代アルファードが60万バーツ(約206万円)前後、2代目は90万~135万バーツ(約310万~465万円)くらい、現行型は200万~300万バーツ(約690万~1030万円)くらいで売られていて「Contact Seller」(日本で言う価格応談)となっている中古車も結構あります。

日本では初代アルファードの中古車の平均価格は43.8万円(2020年6月17日現在、出所はカーセンサーnet、以下同)。相場はずいぶん前に底値に達していて、ほとんどの中古車が総額100万円以下で手に入ります。

 初代アルファードだと日本では距離とグレードさえ気にしなければ乗り出し50万円以下の中古車も見つかるし、高いものでも120万円くらいです。

 クルマの輸入にはそれぞれの国で独自の規制があります。例えばマレーシアは国産車保護政策により、商業目的の普通乗用車は車齢5年以内のものしか輸入が認められないそうです(車齢25年以上のクラシックカー、ヴィンテージカーは除く)。

 米国は、国内で販売されていない車種は米国の安全基準や排ガス試験を通っていないので輸入ができません。しかし、製造から25年以上経過するとクラシックカーとなり、排ガス試験などが免除されます。“25年ルール”と呼ばれるものですね。

2020年6月17日現在、R34GT-Rの中古車流通量は64台で価格帯は660万~2360万円(価格応談を除く)。

 2014年にはR32GT-Rが25年ルール適用となり、日本から大量に輸出され相場が高騰しました。1995年1月に登場したR33GT-Rも25年ルールの適用対象に。1999年1月にデビューしたR34GT-Rに25年ルールが適用されるのは2024年。しかし数年前から中古車流通量が激減し、相場が高騰しています。

 25年ルール適用とともに海外需要が高まるのが目に見えているモデルですから、少しでも安いうちに買ってどこかに隠している人がいるのかもしれないですね。