「まだまだ余裕です」
続いて左右に設置された大きなモーグルを越える。車体が大きく傾く。ギシギシと妙な金属音が車外から聞こえてくるが、これはモーグル台が軋む音だろう。写真でご注目いただきたいのは、右ブッシュから左ブッシュへ変わる際のクルマの姿勢だ。サスペンションのストロークを最大限に使い、クルマの姿勢がほぼ水平に保たれている。軍用車両の血を引くクルマの本領発揮である。

次に、右に大きくバンクした傾斜路に入る。徐々にクルマが傾いていく。いささかの恐怖を覚える。これはすごい。本気ですごい。事前にプロが運転するクルマで“予習”していたから迷いなく臨んだが、自分の判断では絶対に入らない角度である。すごい。「俺のクルマはこんなことができたのか」というのが正直な感想である。
それでも「この角度は相当な余裕を見ています。本当はもっと、あと7度くらいはいけます」とのことだった。恐るべしGクラス。



そしていよいよ本日のメインイベント。角度45度のブリッジである。
Powered by リゾーム?