みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 連休は台風で大変な目にあいました。

 横浜で開催される予定だった横浜ボートフェア2019は中止となり、F1日本グランプリは交通がマヒして鈴鹿サーキットに行けず、海上自衛隊の令和元年度自衛隊観艦式も中止になる、というトリプルパンチ。
 3つとも当欄の記事にする予定だったので、いろいろと今後のスケジュールが狂ってしまいました。試乗しないと。

 非常食と水と電池の用意を、とNHKさんがしきりに言うので、近所のスーパーに出かけてみたのですが……。

何も残っていませんでした。手ぶらで帰るのもシャクなので、売れ残ったブロッコリーとワインを買って帰りました。
何も残っていませんでした。手ぶらで帰るのもシャクなので、売れ残ったブロッコリーとワインを買って帰りました。

 それにしても今回の台風は雨量がすごかった。よんどころない事情で、多摩川のそばを通りかかったのですが……。

土曜日午後3時。世田谷通りの多摩水道橋から多摩川を望む。河川敷は完全に水に埋まっています。
土曜日午後3時。世田谷通りの多摩水道橋から多摩川を望む。河川敷は完全に水に埋まっています。

 二子玉川近辺では川があふれて浸水してしまったとのこと。この辺りの堤防建設に関しては、いろいろな意見があり、行政も手を焼いているようですがどうなのでしょう。

 近所の飲食店は早々に店じまい。夕方を過ぎるとコンビニも閉店しています。テレビはどこのチャンネルも台風情報ばかりです。それじゃ原稿をサッサと書きやがれ、とマイトのY氏から叱られそうですが、こういうときって何かソワソワして出かけたくなりますよね。近くのスーパー銭湯の前を通りかかったら、煌々と明かりがついている。

 まさかと思い電話をしてみたら「いつも通りやってますけどぉ」、と頼もしいお返事が。
 浴室は空いていましたが、食堂は満員御礼。素晴らしい。温浴施設かくあるべし!

スーパー銭湯「<a href="https://www.yukemurinosato.com/sengawa/" target="_blank"><span class="textColRed">仙川 湯けむりの里</span></a>」。大量の雨漏りにも負けず、気合いの通常営業。
スーパー銭湯「仙川 湯けむりの里」。大量の雨漏りにも負けず、気合いの通常営業。

 F1に行けなかった日曜日。せめて遠くから応援を、と思い東京・青山のホンダ本社へ出かけパブリックビューイング。

熱心なファンが大勢詰めかけていました。スタート直後にフェルスタッペンがはじき飛ばされてしまった時には、「あーっ!」と大きな悲鳴が館内に轟きました。いえ「アッー!」じゃなくて「あーっ!」です(笑)。
熱心なファンが大勢詰めかけていました。スタート直後にフェルスタッペンがはじき飛ばされてしまった時には、「あーっ!」と大きな悲鳴が館内に轟きました。いえ「アッー!」じゃなくて「あーっ!」です(笑)。

 観艦式が流れてしまった月曜日。実に3回の“長期連載”となった「ホンダのスズキさん」こと鈴木悠介氏、同社広報の徳本優嬢と渋谷でF1反省会。

おふたりとも今回の結果には「内心忸怩たる思いがある」とのことですが、次回メキシコに期待しましょう。
おふたりとも今回の結果には「内心忸怩たる思いがある」とのことですが、次回メキシコに期待しましょう。

 私を日経BPのメディアに誘い、当欄を立ち上げ、クボタとのオモロイ企画をブチ上げ、それで自分だけサッといなくなってしまった柳瀬博一氏と一杯。

柳瀬さん、なんと今や東京工業大学の教授であらせられます。よくしゃべるからなぁ彼は。大学の先生は正しく天職でございましょう。
柳瀬さん、なんと今や東京工業大学の教授であらせられます。よくしゃべるからなぁ彼は。大学の先生は正しく天職でございましょう。

 資料の準備やらリポートの添削やら、仕事量は倍に増えたとのこと。慶応義塾大学のときみたいに、どこかのメーカーと組んで何か面白いことをブチ上げましょうか。

 ということでそろそろ本編へとまいりましょう。

 2代目ホンダNSXの開発者である四輪R&Dセンター LPL Meister 主任研究員である水上 聡氏のインタビューです。

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