みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今日も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
「日経ビジネス」9月23日号「往復書簡」の左側に掲載中です。
10月2日のビジネスセミナー、大方の予想を裏切り販売絶好調であります。日経ビジネス最新号にも告知が掲載され(マスク姿はエスタブリッシュな誌面に相応しくないとのことで、私の写真だけ削除されております)、残席も僅かとなりました。前号で盛り上がった、トスト氏との秘密会議にも切り込みます。さあ、お申し込みはいますぐこちらから!
連載をしている「ベストカー」の新任編集長と飲みに行きました。
新編集長の飯干俊作さん(中)と担当編集者の渡邊龍生氏(右)と。遅くまで飲みました。
飯干さんと聞いてピンと来る方は相当な映画通。編集長のお父様は、誰あろう「仁義なき戦い」の原作者、飯干晃一さんなのであります。いやはや感激いたしました。セリフを諳んじられるくらいに繰り返し観た大ファンですからね。ベストカーでは現在インタビュー記事を中心に書いているのですが、さらに違う分野へも切り込んでいこうと模索中であります。
週末は新潟県は村上市で開催された「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会」に出場してまいりました。出場……と言いましても、足の骨折が完治しないため、今回もスイムだけの途中棄権です。
レースがエキサイティングであるのはもちろんですが、レース後に過ごす気のおけない仲間とのひと時がまた楽しい。堀江貴文氏も週プレでこのように語っておられます(こちら)。
レース後の一杯もまた楽しからずや。奥の席にいたいい歳をしたオッサンが、コソコソと堀江氏を隠し撮りされていました。有名人って大変だなぁ……。
レース翌日、新幹線へ乗ろうと新潟駅に向かったら駅前が大変なことになっている。なんでも陛下の行幸があるのだとか。
県警のSPがズラッと並んでいます。線が細くスーツも決まらず、あまり鍛えている風に見えない方も多いのですが、イザという時は強いのでしょうか。
月曜は東京に戻り、WAGYUMAFIAのポップアップイベントに参加してまいりました。
「世界一予約の取れないレストラン」として有名だったエル・ブジで、兄のフェラン・アドリア氏と共に名を馳せた飲食界の至宝、アルベル・アドリア氏。彼が腕を振るう二晩限りの夢の饗宴であります。
アルベル・アドリア氏、仕掛け人の浜田寿人氏と共に。え? 何かヘンですか?
繊細かつダイナミックな料理の1つひとつが宝石のようでありました。
供される皿ごとに、「こんな組み合わせがあるんだ」と驚かされました。
日本に居ながらにして、世界最先端の料理が楽しめるのですから素晴らしい。
楽しませていただきました。ハマちゃん。ありがとう。
この真剣な眼差しを見よ。世界のトップを走るシェフの料理を目の前で見られるのですから、これ以上のプレゼンテーションはありますまい。
ということで本編へとまいりましょう。
ホンダF1の話が続きます。
今回お送りするのはエンジニアでもメカニックでもない、文字通り「縁の下の力持ち」である、ホンダのスズキさんのお話です。
鈴木悠介氏。ホンダの広報部から英国ホンダに出向し、F1を世間に知らしめる仕事に従事する広報マンだ。レースの現場では、F1に不案内だった私(何しろ去年までハイブリッドであることする知らなかったものですから……)を何かとサポートしてくださり、重鎮インタビューのアポまで取ってくれる私にとってはなくてはならない存在だ。先週のトストさんも、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナー氏も、実は全て鈴木さんがアポ取りしてくれたのだ。
大変有能であるのに極めて腰が低い。決して目立とうとせず、どうしたらホンダF1の有り様を世間に正しく伝えられるか、常にこれだけを考えて、ひたむきに仕事に取り組んでいる。
彼はエンジニアでもなければメカニックでもない。
F1マシンを速く走らせることに関しては、できることは何もない。
だがこうした若い意欲的な人が海外で奮闘していることを、親愛なる読者諸兄にはぜひ知っておいていただきたい。文字通り「縁の下の力持ち」。ホンダのスズキさん奮闘記である。
インタビューはホンダのトレーラーの中でイキナリ始まった。アポなしなんてものではない。慌ただしく昼食を掻き込んでヤレヤレと一息ついているところを、何の前触れもなく急襲したのである。
ホンダの前は「SUBARUのスズキさん」でした
F:今回は鈴木さんご本人にお話を伺おうと思います。それでは鈴木さん、よろしくお願いします。
鈴木悠介氏(以下、鈴):ちょ、ちょっと待ってください。私ですか? 私にインタビュー? いや、勘弁してくださいよ。山本とか田辺とか(※)、私の他に話を聞くべき人はたくさんいるじゃないですか。それに私の話なんか聞いたって面白くないですよ。
(注:山本=山本雅史ホンダF1マネージングディレクター、田辺=田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクター)
F:鈴木さんはホンダの入社試験に2回も落とされて、3度目の正直で入社された執念の人と伺いました。その辺りのお話をたっぷり聞かせていただこうと思います。
鈴:ど、そうしてそれを……。いったい誰に聞いたんです。
F:ふふふ。情報源は明かせません。ホンダの前はSUBARUにお勤めだったとか。
鈴:……確かに前はSUBARUにいましたが……前の会社に迷惑をかけたくないので、本当にお願いしますよ。SUBARUのことを決して悪く書かないでください。
F:お任せください。ちゃんとやりますから。
鈴:フェルさんの「ちゃんと」は、どうも信用できないなぁ……お願いしますよホント。
F:それでは早速。今のお仕事の内容を具体的に教えてください。
鈴:まずサーキットでやっていることで言うと、田辺や山本のインタビューに同席することです。もちろん事前にさまざまなニュースをチェックして、「今日はこんなことを聞かれると思いますよ」というQ&Aを作って準備をしておくようにしています。
F:大臣の答弁のように、事前に想定問答集を作るんですね。
鈴:ええ。でもフェルさんに関しては、何を聞くか予想がつかないので、まったく意味がありませんが(苦笑)。もちろん僕1人ではなく、みなさんと話し合って内容を決めていきます。今、ホンダとして言えることは何か。言うべきことは何か。それをメッセージとしてどのように伝えるか。F1は機密に関わることも多いので、「どこまで話していいか」というラインを決めるのがとても難しいんです。
F:なるほど。敵のチームも報道を通して情報を集めているだろうから、「言いたいけれど言えない」という部分も多いでしょうしね。
鈴:今はだいぶ慣れてきたので大丈夫ですが、やはり初めの頃は田辺も山本も難儀していました。どこまで話そうかと決めておいても、実際にインタビューが始まると分からなくなってしまうんですね。「この件は今の時点でまだ秘密なんだっけ、話していいんだっけ……」と、不安になってしまうんです。
F:なるほど。
鈴:もう1つは、レースの週が始まる時に行うメディア向けブリーフィング。そしていわゆるメディアリレーション。これは例えばパワーユニットの状況など、田辺の口から直接説明しにくい部分を、僕から個別に時間を取って説明したりすることです。ご存じの通り、現在のPUのレギュレーションは非常に複雑です。厄介なペナルティもたくさんあります。「何で今回はこうなったのですか?」という海外メディアからの質問に対しては、ホンダの開発状況を踏まえつつ、僕から解説することが結構多いんです。当然機密のラインは厳守しなければいけません。でも一方で極力本当のところもお伝えしたい。そのあたりのバランスを取りながらお話するように心がけています。
F:ホンダに入社する人は、特に何らかの形でF1に携わる人は、「ともかく何が何でもF1をやりたい! F1をやるためにホンダに入りました」という人ばかりというイメージがあるのですが、やはり鈴木さんもそうなのですか?
鈴:自分自身がエンジニアではないので、「F1をやるために入りました」と言うのとは少し違います。もちろんF1をやりたかったのは間違いないですが、やれと言われて簡単にやれるような仕事ではありませんから。
新卒で1回、中途入社で1回落とされました
F:何度もホンダを受けて、3度目にようやく受かったという話を聞いたのですが、それは事実ですか。
鈴:事実です。大学を卒業する時の新卒で1回。社会人3年目に受けた中途入社の試験で1回。そして今回です。新入社員として受験した時は散々でした。書類審査は通ったのですが、1次面接で落とされました。その時は将来的にいつかF1に携われたらいいな、というレベルでした。
僕の専門領域は外国語なので、何となく海外営業なのかなぁ……くらいの気持ちで受けたんですね。試験が終わって、「次の段階に行ける人は、この日までに連絡が行きますよ」と言われていて。僕はその日、夜中の12時まで電話の前で待っていたのですが、12時を過ぎても連絡がなくて、ものすごくガッカリしたことを覚えています。
F:NGの連絡は来なかった。
鈴:当時は来なかったですね。所定の日までに電話がかかってこなければダメだからね、というシステムでした。今は合否の通知がメールで来るのだと思いますが。
F:で、同業他社のSUBARUに入社したと。
鈴:SUBARUもすごく好きな会社で、レースも本気でやっているのでホンダと少し雰囲気が似ていて、やっぱりホンダに入れなくて悔しい思いをした人がいっぱいいるような会社でした。就職説明会に行った時に、「ウチはプレミアムブランドを目指します」と言っていたのが印象的でした。
F:へえ。就職説明会でそんなことを。でもその頃はまだ今ひとつあか抜けない、走り屋以外にはレガシィくらいしか響く玉のない、パッとしないイメージのブランドでしたよね。
鈴:確かにそのようなイメージでしたね。僕が入社して以降、リソースをきちんと絞って、「我々はここを目指します」という姿に一歩一歩近づいていった感じです。
F:そして今やSUBARUは国内メーカーで収益率ナンバーワンの会社になりました。イメージもすごく良いし。で、SUBARUに勤務しながらホンダを受けた。
鈴:はい。入社3年目くらいの頃ですね。景気が徐々に上向いてきて、「第二新卒」なんて言葉が出始めた時代です。入り損ねちゃった人をもう1回採ります、みたいな。
F:なるほど。それでその時はどの段階まで行けたのですか。
鈴:それが……書類で落とされました……。
F:げげ。書類審査ではじかれた。面接に至らずに。
好き過ぎて落とされた2回目の挑戦
鈴:ええ、至らずに。その時はエージェンシー経由で受けたので、その会社経由で理由も教えてもらいました。「志望理由が明確でない」と。納得できないというか、悔しかったですね。
F:厳しいなぁ。よほどたくさんの応募があったのでしょうね。
鈴:たぶん好き過ぎたのだと思います。女の子と一緒で、好き好き好きじゃダメなんですよ。SUBARUを新卒で受けた時は、ここがダメ、あそこがダメ。こうしたらもっと富士重工は良くなります、なんて学生のくせに生意気言ったのが逆に受けて入れたと思うのですが、ホンダに対しては、今のホンダが大好きです。カッコいいです、サイコーです、ということばかりをアピールしていたので。今考えてみれば、「こいつを採用しても別に何も変わらないよね、ただのファンだよね」と判断されてしまったのだと思います。自己分析すると(苦笑)。
F:そこはまあ女の子のタイプにもよるんだけど。やっぱり女性は褒められると喜ぶからさ。
鈴:いや、会社の話ですよ。
F:そうでした(笑)。
鈴:やっぱりホンダには縁がないのかな……という感じがして、相当ガックリ来ました。実は同じタイミングでパイロットの試験も受けて、そちらは受かっていたのですが。
F:え? え? パイロットって? 飛行機のパイロット? 航空会社の? 航空大学卒じゃなくても入れるの?
鈴:ええ。一般大学卒でも自社養成枠というのがあるんですね。そこを後輩が受けていて、先輩こんなのがありますよと言われて、ついでに一緒に受けてみたという感じです。6次面接まであるのですが、そこもクリアして。
F:なんともったいない。俺なら絶対にそのままパイロットになるけどなぁ……。当時SUBARUではどんな部署に所属していたんですか。
鈴:SUBARUに入社すると、最初の3年半は必ず販売店へ研修に出るんですね。僕は当時大阪のディーラーに出向していました。
F:成績がモロに数字に表れる仕事ですね。結構売れていたのですか?
いきなり「俺、東京モン嫌いやねん」
鈴:それが酷いものでした。ぜんぜん売れません。だから僕、腐っていたんですよ。腐った状態でまたホンダを受けて、落ちて、飛行機には受かって。これはもう辞めちゃおうかなぁ……となった頃に、急にクルマがバーンと売れ始めて。
F:ほう!
鈴:何かが吹っ切れたのかもしれません。最初はともかく酷かったですから。そのディーラーは大阪の南のほうで、そもそも「東京のヤツは嫌い」みたいな雰囲気があって。
F:本社から来た腰掛けの研修だから、ディーラーの人だって面白くない。大阪じゃなくても普通にイジメますよね。
鈴:大阪で一番のトップセールスの人がいたんですけど、配属されて一番最初の言葉が、「俺、東京モン嫌いやねん」でしたから(苦笑)。
F:どわー。
鈴:ともかくすごい人でした。どうやったらお客様が喜ぶかということを常に考えていて、とにかく先読み、先読み、先読みで。ほとんど代替えだけで回っていました。多くのお客様が、初回の車検でいい気持ちで買い替えちゃう。あの人ならエエわ。あの人が言うなら買い替えたろか、って。それで月に10台はコンスタントに売ってきちゃう。紛うことなき大阪のトップセールスです。
F:そんなすごい人に、開口一番「東京モンは嫌いやねん」、と。これは凹みますね。
鈴:一方自分は、販売に興味がなかったと言ったら言い過ぎですが、「国内販売店なんか別に……」と思っていた部分も正直あったわけで。そこで本当のプロの姿を見せられると、もうグウの音も出ないです。大阪のトップって本当にハンパないんですよ。
F:売れなかったって、どれくらい売れなかったのですか?
鈴:1年目19台。2年目29台です。月に5台、年間60台が「中堅」と呼ばれる中で、その半分も行きませんでした。完全に店のお荷物です。ここは自分のいる場所じゃないとずっと思っていました。
F:うーん。辛いねぇ。鬱になりそう。
鈴:いや、本当になりかかっていたと思います。一番強烈だったのは、店の仲間と仕事の後にキャバクラに行った時ですね。いえ、お客様じゃなくて、販売店の人と。売れていないからお金もない、立場が弱いから楽しくない。今日は勘弁してください、と言うと、そのトップの人が怒り出して、「そんなんやからお前は売れへんねん」と。「キャバに行っても学ぶことはようけあんねんで。お姉ちゃんがお前を楽しませる時、どないなオモロイ話してるかちゃんと聞いとけやボケ」と。
F:キビシー。
鈴:「お前そうやって客の前からも逃げて、話もおもろないからいつまでたっても売れへんねん」と。それで3時間ぐらい説教です。
F:その説教、キャバの店内で?
鈴:はい。キャバの中です。
F:高くつく説教だなぁ……。
鈴:「クルマやないで、人を買ってもらうということを忘れるな」と。何をやっても死ぬわけちゃうやろ、と。それからですね。何か急に吹っ切れて売れるようになったのは。
F:ほう!
F1から大きく逸脱し、大阪のキャバクラの話になってしまいましたが、このお話は次回に続きます。
それではみなさまごきげんよう。
こんにちは、AD高橋です。
2019年のF1もいよいよ後半戦。先日のシンガポールGPから今週末のロシアGPと続き、それが終わるといよいよ日本GPです!
あ、日本GPの前、10月2日(水)にはフェルディナント・ヤマグチpresents「ホンダF1エンジン開発陣に学ぶ『折れないチーム』のつくり方」も開催されます。
マイトのY氏に聞いたところ、チケットの売れ行きはかなりいいようです。まだ迷っている方、早くしないと満員御礼になってしまいますよ! チケットのご手配はお早めに。
現在コンストラクターズ3位につけているレッドブル・ホンダ。今年の鈴鹿は例年にない盛り上がりになりそうです。
私がF1を見に鈴鹿に足を運んだのは1992年。アイルトン・セナがカーナンバー1をつけてマクラーレン・ホンダのマシンを操り、鈴木亜久里選手と片山右京選手が参戦していたとき。
まだ20歳そこそこで全然金がなかった私は愛知県出身の先輩に頼みこんで先輩(しかも女性)の実家に泊まらせてもらい、そこから2日間鈴鹿に通ったのを覚えています。突然見ず知らずの男を泊めることになった先輩のご両親はさぞ驚いたことでしょう。無理を言って押しかけてすみませんでした。朝ごはんでいただいた赤だし、すごく美味しかったです。
とにかくF1を生で観戦できることが嬉しくて、いろいろなチームの物販をあさっていたら「これ、バッグに入らないぞ……」という状態になって困っていたところ、鈴木亜久里選手をサポートしていたFootworkの宅配サービスを発見して事なきを得たのを覚えています。
今の時期は国内のレースも、チャンピオン争いが佳境です。
スーパーGTは先週末に第7戦(菅生)が終了。
現在、GT500のポイントランキングは上位をレクサス勢が占め、ホンダは塚越広大選手/ベルトラン・バゲット選手がドライブするKEIHIN NSX-GTがランキング7位につけています。
GT300では高木真一選手/福住仁嶺選手がドライブするARTA NSX GT3がランキング1位に!
残すは最終戦のツインリングもてぎのみ(11月3日決勝)です。
スーパーフォーミュラはHONDA/M-TEC HR-417Eを搭載するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGがチームランキングトップ。一方でドライバーズランキングはVANTELIN TEAM TOM’Sのニック・キャシディ選手がトップで、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの山本 尚貴は1ポイント差で2位につけています。
山本選手は直近2戦がノーポイントなのに対し、キャシディ選手は毎レースコンスタントにポイントを積み重ねる展開。
スーパーフォーミュラは今週末(9月29日決勝)に岡山国際サーキット、そして10月27日に鈴鹿サーキットで最終戦が行われます。
F1日本GPでは、サポートレースとしてFIA-F4の鈴鹿ラウンド特別戦が開催されます。こちらにはホンダが未来のF1ドライバーをはじめ、モータースポーツで活躍する有能なドライバー育成を目的に取り組んでいるHondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトの若きドライバーも参戦しています。
鈴鹿に行かれる方はサーキットで開催されるイベントなどと合わせて注目してみてください。
この記事はシリーズ「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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