みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
連載する「ベストカー」誌の担当編集者である渡邉さんと、東京・江戸川区は小岩の名店「焼肉市場」で飲みました。小岩駅で降りたのは初めてですが、商店街がイイ感じに賑わっていて、とても活気のある街でした。
「下町の名店」と呼ぶにふさわしい、良心的なお店でした。店長さんは陸自の出身だとか。美味しゅうございました。
ベストカーで連載しているのは、何かと物議を醸す「ザ・インタビュー」という記事です。
隔号連載ですが、ぜひお目通しを。
先週もご紹介したサルーミ(イタリアの伝統的な食肉加工品)の名店SALUMERIA 69(サルメリア・ロッキュー)。その右隣に、看板も出さずヒッソリ経営しているワインバーがあります。15 (QUINDICI)。「1人でやっているので、イッキにお客さんがいらしても対応できない」というのが看板を出さない理由だそうです。ここの揚げたてニョッコはメチャ美味しい。不便な場所にありますが、頑張って訪れる価値アリです。今週はここで自転車ロード界のレジェンド、宮澤崇史選手と一杯。骨折して大事な大会に出られなくなった、と泣きを入れると、彼も落車で大けがをして半年ほどトレーニングできない時期があったという話を伺いました。「完治しないうちにムリして動くのが一番ダメ。焦らずじっくり取り組むのが結果的に一番の近道」とのことでした。そう、普段ロクにトレーニングしていない人間ほど、けがをするとムズムズ動きたくなるものなのです。
ワインバー「15」にて。お隣の69佐藤氏も参加して、遅くまで盛り上がりました。
トライアスロン仲間の柏崎龍進氏が経営する仙川(東京・調布市)のバーで一杯。
最近地元飲みが増えています。仙川なら拙宅からタクって5分ですからね。近くて便利です。
飲んでいるうちに話が盛り上がって、このお店でイベントをやろうという話になりました。
初回は女性限定で人生相談ナイトになりましょうか。そのうちクルマナイトもやりますのでお楽しみに。
よく冷えたIPAが美味しゅうございました。龍さん、日程詰めましょうね。
ウェブマガジン「FORZA STYLE」の動画撮影をしてまいりました。
「覆面とイケメンと新車」というタイトルで、今後シリーズ化していく予定です。
覆面代表の不肖フェル。イケメン代表の石倉ノアくん。今回はスープラのチーフエンジニア多田哲也さんと同乗インタビューという得難い経験をさせていただきました。トヨタとGR(TOYOTA GAZOO Racing)から広報担当者が2人も立ち会いに来るという“厳戒態勢”のもと、撮影は順調に行われました。「多田さん+フェル」という、広報にとっては正しく悪夢のような組み合わせ(笑)。
お疲れさまでございました。
ノアくんマジでカッコいいです。身長187センチやて。カッコ良過ぎて正直な話ムカつきます(笑)。
多田さんとは9月20日に名古屋のオートモーティブワールドで対談する予定です。何と言っても「開発秘話」ですからね。秘話ですよ奥様。さすがリード社。カマしてくださいます。どんな展開になるのか予想もつきません(笑)。
月イチのポップアップイベント、WAGYUJIROに今月も行ってまいりました。
1杯1万円の超高級ラーメン。回を重ねるごとに味が進化していきます。
SUSURUくんという若者をご存じでしょうか。ラーメンに特化したYouTuberで、チャンネル登録者数実に70万人!
もはや「YouTubeで食べている」とかそういう次元ではありません。
本当にこういう人がいるのだなぁ。オッサンには感覚的に理解できない経済が確実に回り始めているのでした。
今回はおフランス発のシャレオツなファッション誌「Numéro TOKYO」の撮影も行いました。最先端のモード誌にラーメンという、“組み合わせの妙”をお楽しみいただければ幸いです。
美人フォトグラファーの河内彩嬢と。彼女は撮影スタジオで長く修業を積んだ文字通りの“たたき上げ”。大量の機材を1人で運び、照明をセットし、写真を撮り、その場でチャチャッと修整まで行ってしまう。いやプロというのは偉いもんです。
さてさて、それでは本編へとまいりましょう。
日産自動車・星野朝子副社長インタビュー第3弾です。
マーケッターは商品を愛してはいけない。
大事に思うのはいいけれど、決してフォール・イン・ラブしてはダメだと星野さんは言う。
どういうことなのか、自社製品をドップリ愛してこそ、モノが売れるのではないのか。
詳しく伺っていこう。
まずは前号(こちら)の続きから。
EV「リーフe+」を紹介する日産自動車星野朝子副社長。(写真:日産 以下同)
星野副社長(以下、星):例えば次に中国で出てくるクルマ。すごくカッコよくて、すごいパフォーマンスで、もうITとかも最先端のものが付いていて、ガジェットも充実していて、いかにも中国の人が好きそうなクルマが出るんですよ。
フェルディナント・ヤマグチ(以下、F):ほうほう。
星:これがもう本当にすごいんですよ、「何じゃこりゃ?」と言うぐらいにすごい。日本に入れても受けないと思うんだけど、中国の人が好きそうなゴージャスなクルマで。
F:いいじゃないですか。ジャーマンスリーだって、決して本国や日本では売らない中国専用車を出しているわけですし。ストレッチしたA4とか(笑)。
売れないと商品のせいにする
星:いいんですよ。現地の人に受けるクルマを出すこと自体はいい。エンジニアが需要を読んで、それに沿ったクルマを造るのはとても大事なこと。でもマーケティングの人間がそう思っちゃったら、もうオシマイですよ。「このクルマさえ出せば、ウチの会社はもう大丈夫」、なんて思ってしまったら、本当にもうオシマイ。だって売り出す商品が全てパーフェクトで、全てお客様に評価されるなんてことはありえないんだから。そんなことは絶対にない。造る方だって全てを見通せる天才じゃないんですから。お客様から評価されるときもあれば、されないことだってある。もちろんメーカーとしては、全ての商品を「良い」と思って出すんですよ。「これはちょっとダメかも……」なんて思いながら出すクルマなんて1台もない。でもお客様の評価が伴わないことだってあるわけですよ。
F:それはそうですよね。10割打者なんて絶対にいない。
星:それでも売らなければいけないんですよ、私たちは。それなのに、売れないと何かすぐに商品のせいにするんですね。「あのクルマはここがダメだから、あそこが古いから」とか。
F:それは自動車に限らず、メーカーにおける永遠のテーマですよね。「技術が作るモノがショボいから売れないんだ」vs.「営業がヘボだから売れないんだ」の対立構造。
GT-R田村宏志氏(以下、田):手前みそで悪いんだけど、GT-Rは営業と開発が相当寄り添ってやっている。マーケティングイコール商品、商品イコールマーケティング。この感覚でやると、うまくいくということが分かっているから。
日産 GT-Rと星野さん。2020年モデル発表会より。
F:GT-Rって儲かっているんですか。利益は出ていますか?
田:はっきり言うと、今までに使ったお金の全てを回収できているわけではない。たった今は儲かっているけど。
F:「たった今」というと、単年では利益が出ているという意味ですか。
田:そりゃもうバッチリ出ている。
星:ええ、単年では大変な利益が出ています。
田:でもGT-Rを会社に見立てると、まだ親会社の日産に対する返済が済んでいない状態だからさ、「田村、返し終わるまでしっかり働けよ」と言われているわけ。単年で大儲けしても、決して左ウチワではないんだよ(苦笑)。
F:2020モデルに乗せていただきましたが、本当に良くなっている。踏めばバカっ速で、カッチリしているのに、決してゴツゴツしていない。今や円熟の境地に達した感すらあります。それでも最安モデルだと1000万ちょっとですよね(GT-R Pure editionが消費税8%で1063万1520円)。もっと値上げしてもいいような気もするのですが。速いのに安い。デビュー当時から変わらぬ、「世界一お買い得なスーパーカー」(笑)。
田:そうね。GT-Rがちゃんと“次の段階”へ行くためにも、値上げはしていきたいね。
F:田村さんの前で伺うのもナンですが、星野さんからご覧になって、GT-Rはどうですか。
星:どう、と言いますと?
F:例えば「次」はあるんですか?
GT-Rは絶対に止めません
星:もちろんあります。GT-Rは日産のDNAを表すものなので。これで終わりということは絶対にありません。
F:絶対、ですか。
星:ええ。“絶対”です。途中で休憩はあるかもしれないけれど、止めてしまうことは絶対にない。ああいうクルマは止めちゃダメ。それに“休憩”と言っても、厳しいから少しお休みしましょうというネガティブなものではありませんからね。今GT-Rのようなハイパフォーマンスカーを取り巻く環境はどんどん厳しくなっています。排出ガスもそうだし、音の問題もそう。そういったレギュレーションの変化にどうやって対応するかというのを考えるのにも時間がかかるので。
F:なるほど、CAFE規制(企業別平均燃費基準)の問題もあるし。
星:そう。本当にいろいろあるんです。だから今ガラッと変えてしまうか、それともレギュレーション変更のギリギリまで引っ張って、次のレギュレーションが決定してから、それに対応できるクルマとしてもう一度造り直すかとか、対策にもいろいろ(選択肢が)あるので。
F:GT-Rがハイブリッドになる可能性はありますか。
星:もちろんあります。EVになる可能性だってある。
F:ジ、GT-RがEVに……!
星:なるかもしれませんよ(笑)。今の段階では何とも言えませんけれど。
F:いや、大変なお話を伺いました。「日産星野副社長、GT-RのEV化を示唆」。大スクープです。
日産広報・星野景子氏(以下、広報・星野):ちょ……フェルさん。示唆じゃないですよ。示唆じゃありませんから。たくさんある選択肢の中にはEVもありますよ、というだけの話で。
F:EVと言えば、リーフの累計販売台数が全世界で40万台を超えました。2010年の発売ですから、ちょうど10年で40万台ということになりますね(編注:国内では現在累計12万7000台)。
星:40万台の発表をしたのは3月です。グローバルではそろそろ45万台も視野に入ってきました。リーフは日産にとって、単に「クルマを売る」という存在ではなくなっているので。リーフは「走る蓄電池」という側面もあるんです。
F:リーフは、走る蓄電池。
星:そう。今まで日産自動車は、リーフを自動車として売ろう売ろうとしていました。でもそれだけじゃない。リーフは電気をためることもできるし、ためた電気を運ぶことだってできるんです。今政府や自治体、それから企業などと一緒になって、社会変革を行おうとしています。
F:何かで読みました。ブルー……なんでしたっけ?
ブルー・スイッチをリーフが押す
星:「ブルー・スイッチ」です。EVの普及を通じて社会の変革、地域課題の解決に取り組もうという日本電動化アクションです。
F:そういえば東日本大震災の時にはリーフがずいぶん役立ったという話ですね。ガソリンスタンドにガソリンが来なくてみんな困り果てたけど、電気の復旧は意外と早くて、EVは普通に走っていたと。
星:そう。あの時タンクローリーが入れなくてガソリンはダメだったけど、電気はもう3日目ぐらいには復活していたんですね。安否確認とかドクターが移動する手段もEVしかなくなっていて。だから被災地からEVを何とかしてくれと言われて、全国から60台くらいかき集めて現地へ送りました。この前の北海道のブラックアウト(2018年9月6日)の時もそうです。Vehicle to Home(V2H)でリーフを自宅のシステムにつないでいたおかげで、朝まで停電に気づかないご家庭があったんです。停電前からリーフの電力を使っていたから。
F:停電に気がつかない。それはすごいな(笑)。停電になると、ガスが来ていても点火できなくて風呂にも入れませんからね。
星:そう、それでもしリーフと同等の容量がある蓄電池を買おうと思ったら、1000万円以上しますからね。
F:1000万! そんなにするんですか。
星:そうなんです。普段はクルマとして普通に乗っていただく。そしていざというときは蓄電池として電気を供給できる。リーフが自ら走って、被災地に電気を運ぶこともできる。だから「災害に強い街づくり」というのを掲げている自治体がリーフに注目しているんですね。
F:公用車をみんなリーフに替えるとか。
星:公用車をいきなり替えるのは難しいので、その土地の販売会社にあるリーフの試乗車をいざというときに使っていただくようにしています。それで避難所に電気を供給するんですね。そういう協定を結んでいます。
広報・星野:練馬、横須賀、伊勢、飛騨、熊本など、既に6つほど協定を結んでいます(編集部注:インタビューを行った8月初旬のSUPER GT Round5以降も東京都羽村市、三重県、滋賀県彦根市との災害連携協定の締結というアナウンスがありました)。
F:貸すだけなんですか。買ってくれないの?
星:もちろん買ってもいただいています。熊本市はこの間、11台買っていただきました。それをローテーションで動かすことによって、熊本市内にある19カ所の避難所に電気を供給するという仕組みです。
F:面白い。これはとても有意義ですね。熊本は地震でお城が崩れたりしてひどい目に遭ったから、防災の意識が高いんですね。
広報・星野:熊本はごみ焼却施設で作った電気をリーフにためたりとか、そんな取り組みもしています。見に行かれると面白いかもしれません。
F:いいですね。これは取材の必要がありますね。よし、熊本まで見に行こう。
(※当日マイトのYの監視がなかったため、安請け合いし放題である)
「評判の悪い会社のいい話」は書きにくいのか
広報・星野:熊本の地震の時は、ウチはEV(リーフとe-NV200)を計100台出しているんですよ。
F:そうなんですか。知らなかった。何か日産って悪い話ばかりが聞こえて来ますけど、ちゃんといいこともしているじゃないですか。もっと言ったほうがいいですよ(笑)。
星:言っているんですけど、今、日産自動車はあまり評判が良くないじゃないですか。だからメディアも日産のいい話を取り上げてくれないんです。矛盾しちゃうでしょう。「よろしくない会社がいいことをやっている」みたいなのって。
F:確かに。「あいつらケシカラン」という話のほうがウケるのは事実だし(笑)。
広報・星野:フェルさん、そろそろ星野の時間が……。
F:それでは最後に、星野さん。これからどうしていきたいですか。
星:やはりブランド作りですね。「日産ってなに?」と聞かれたときに、「うーん……」と詰まるようじゃダメなんで。
F:「技術の日産」じゃないんですか?
星:日本ではそうですが、世界では「日産の技術があなたの人生を面白くする」と言っています。日産はテクノロジーにこだわっている会社なので、最新のテックを経験したい人や楽しみたい人は、日産のクルマを買うと一番面白いよ、と。最新テクノロジーを探している人は、日産の販売店へ来てみてください、とお伝えしたいですね。
SUPER GT 23号車ピットの真上にあるホスピタリティルームで行われたインタビュー。さまざまな質問に滞ることなくスパスパと小気味よくお答えいただきました。
販売は低迷し、株価は下落し、前社長は当局の厳しい監視下に置かれ、文字通り雌伏の日々を送る日産ですが、星野さんのお話を伺うと、それでも「何とかなるのでは」と思えてくるから不思議です。
「やっちゃえ日産」が「やっちゃった日産」になるのか。はたまた「やったぜ日産」になるのか。星野さんの今後の動向に注目しましょう。
それではみなさまごきげんよう。
こんにちは、AD高橋です。
星野朝子日産副社長の「リーフは動く蓄電池」という言葉。これは私も仲間と酒を飲みながら「中古で安いリーフを買ってバッテリーとして使うのって考えようによってはメチャお得じゃない?」と話すことがあります。
現行型リーフには40kWhと62kWh、ふたつのリチウムイオンバッテリー搭載車が用意されています。40kWhの新車価格は324万3240円~403万2720円。中古車に目をやると、日産ディーラーで扱うものでも少し距離を走ったものが車両本体価格200万円以下、そして250万円以下のものはかなり見つけやすくなっています。
星野さんも話すように、家庭用の蓄電池というのはかなり高価で、調べてみたら有名メーカーのもので5.6kWhが約180万円、8.4kWhで約290万円となっていました。リーフに匹敵する容量だともはや産業用というレベルです。
2015年12月に登場した先代リーフだと30kWhモデルでも150万円以下の中古車が数多くありますし、それより前のモデルなら車両本体価格50万円以下のものもごろごろあります。
もちろん低年式だとセグ欠け(バッテリーの劣化により満タンまで充電できない状態)しているものも多いでしょう。でも「動く蓄電池」として考えると、すごくお買い得のような気がしていますが、みなさんはどう思いますか?
リーフe+の発表会で行われたV2Hのデモンストレーション。リーフに蓄えた電気を家庭に供給する。
ただ、リーフはためた電気をクルマからダイレクトに外に出すことができないため、家庭ではVehicle to Home(V2H)の設置、屋外で使用するには可搬型EVパワーコンディショナーが必要です。
車内に最大1500Wまで使えるAC100Vコンセントがあり、家庭用電化製品をそのまま外で使うことができるのは商用バンのe-NV200。
私はe-NV200が登場した時に、たまたま友人の某アーティストがキャンプ場を借りてプチ野外フェスを行うと聞いたので、そこにe-NV200を持ち込みフェスで使う電気を賄うという企画をやってみたことがあります。
DJ機材、PA(音響装置)、BARの冷蔵庫や照明などに電気を使いましたが、一晩で減ったセグはわずか1個。大量の電力を消費するプロジェクターなどを使わなかったとはいえ、利便性と給電能力に驚いたのを覚えています。
また、EVは排ガスが発生しないので、クルマをBARの真横に置いても不快じゃないんですよね。しかも静か。エンジンを回す発電機は案外設置場所を選ぶので、どこでも気にせず使えるEVの給電機能の利便性を実感しました。
万が一災害が起こってもEVなら排ガスを気にせず給電することができる。いざとなったら避難所の中にクルマを入れることもできるでしょう。これはハイブリッドカーなどにはない強みだと思います。
7月22日、日産は熊本市と「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結。
本編でも紹介していますが、日産の「ブルー・スイッチ」のWEBサイトによると、長野県、山梨県、東京都、横浜市、横須賀市、練馬区、鹿児島県薩摩川内市などと協力してさまざまな取り組みをしているとのこと。2019年4月には飛騨市、5月には伊勢市と災害連携協定を締結。7月には熊本市と電気自動車を活用した持続的なまちづくりに関する連携協定を締結したというリリースが発表されました。8月には東京都羽村市、三重県、滋賀県彦根市と災害連携協定を締結しています。
電気自動車というと「充電が面倒くさい」「長距離ドライブが大変そう」と思う人もいるでしょう。でもリーフをはじめとする電気自動車オーナーに話を聞くと、思いのほか普通にEVライフを楽しんでいるし、旅行なども普通に出かけていたりします。私たちが感じる電気自動車のネガティブな面をネガティブと捉えていないんですよね。
「休日の夕方にガソリンスタンドの給油待ちの列に並んでいる人を見るとかわいそうだなと思うし、かつて自分もあそこに並んでいたかと思うとぞっとする」
これはあるリーフオーナーを取材した時に、言われたことです。EVに気持ちをシフトすると僕らとは見え方が変わるんだと驚いたのを思い出しました。
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