全6430文字

やっぱりブランドでしょう、最後に残るのは

:そうしたらその日の夜、食事のときにピーナッツが出てきたんですよ。ボールに山盛りのピーナッツが。それで「Thank you」って(笑)。すごいモチベートしました。

F:やるなあ。その会社にはユーモアのセンスがある人がいるんですね(笑)。ちなみにどこの国の何というブランドですか?

:●●の○○です。

広報・星野:あー! それは書いちゃダメ。本当にダメ。朝子さんもお願いします。この人本当に書いちゃうんで。

:何か俺たちは技術の会社だ。テクノロジーブランドだとか言っているわけですよ。0.7%のシェアで。そんなの誰が知っているの? という話じゃないですか。

F:彼らが自ら主張する「テクノロジーブランド」に関しては、評価すべき部分もあるのですか?

:それは日産のコ・ブランドだから、日産のテクノロジーを流用して、安価に造るというコンセプトのブランドなので。

F:つまり先程伺った、いうなれば市場がシュリンクする際に最初にダメになる、ハイブランドとは対極にあるブランドということですね。

:そう。初めにダメになる。それなのに誰もそのブランドとは何か、世の中にどう受け止められているかを答えられない。

F:市場がシュリンクするときに、高いモノが売れなくなるんじゃなくて、逆に知っているから安心。だから買う。逆に聞いたことがなくて有象無象的なものはどんどん落ちていく。この現象は非常に興味深いです。これは中国だけでなく、世界的に通用する話なんですか?

:世界的に見ても、やっぱりブランドでしょう、最後に残るのは。

F:なるほど。

:マーケッターってね。商品を愛しちゃいけないんですよ。

F:え? 逆でしょう? 商品を愛さなければ売れませんよね。

:ダメなの。大事に思うのはいいけれど、フォール・イン・ラブしちゃうとダメなのよ。

F:どういうことでしょう。

:例えば次に中国で出てくるクルマ。すごくカッコ良くて、すごいパフォーマンスで、もうITとかも最先端のものが付いていて、ガジェットも充実していて、いかにも中国の人が好きそうなクルマが出るんですよ。

F:ほうほう。

:そのクルマがね……。


 と、いいところで以下次号。そろそろ会社に行く時間です。
 骨折でも痛風でも会社は休めません。サラリーマンは辛いです。
 それではみなさままた来週。