みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 首の骨が折れているので、週末は沖縄で療養してまいりました。

 ふだんはロクに練習しないのに、ケガをすると逆にやたらと体を動かしたくなるから不思議です。ああ、この素晴らしい環境の中で泳ぎたい走りたいバイクに乗りたい!

 だがしかし。ドクターから6週間の「スポーツ禁止令」を言い渡されています。
 食べ歩くくらいしかやることがありません。ホテルでスイーツの食べ放題を荒らしたり、クルマで北谷までブランチを取りに出かけたりしながら梅雨晴れの沖縄を楽しんできました。

ロワジールホテルのDessert Buffet。店を潰してやろうと意気込んで出かけたのですが、何しろ頸椎が折れていますからね、そうそうバカ食いもできません。完全な負け試合でした。首が完治したらリベンジに再訪しましょう。高額のため、ふだんは購入を躊躇してしまうBLUE SEALのアイスクリームも食べ放題に含まれているのが嬉しいです。
ロワジールホテルのDessert Buffet。店を潰してやろうと意気込んで出かけたのですが、何しろ頸椎が折れていますからね、そうそうバカ食いもできません。完全な負け試合でした。首が完治したらリベンジに再訪しましょう。高額のため、ふだんは購入を躊躇してしまうBLUE SEALのアイスクリームも食べ放題に含まれているのが嬉しいです。

 この施設には「三重城温泉 海人の湯」なる、沖縄では珍しい天然温泉があります。しかも憧れの源泉かけ流し。800万年前の化石海水が骨折の痛みを優しく癒やしてくれます。

温泉内は写真撮影禁止なので入り口の風景を。地下800メートルに封じ込められた太古の海水が湧き出しています。舐めると当然ショッパイです。
温泉内は写真撮影禁止なので入り口の風景を。地下800メートルに封じ込められた太古の海水が湧き出しています。舐めると当然ショッパイです。

 今回の旅で収穫だったのは、沖縄のフードシーンを盛り上げようと奮闘する意欲的な青年と知り合えたことです。

 石井 雄一郎くん。沖縄発信の、まったく新しいスタイルの「食のフェスティバル」であるOKINAWA FOOD FLEA を主宰しています。「食の現場に立つ飲食のプロフェッショナルが集い、食を愛で、食に喜び、食に向き合う」、というのがコンセプトなのですが、難しいことは抜きにして、ともかくすべての出店者がイケている。

OKINAWA FOOD FLEAの石井 雄一郎くんと。いや、楽しゅうございました。
OKINAWA FOOD FLEAの石井 雄一郎くんと。いや、楽しゅうございました。

 こうした屋外の食イベントは、余りに数を集めようとすると旧来型のダサい出店者が紛れ込んでしまい、雰囲気をブチ壊しにしてしまうケースが多いのですが、出店の審査を相当厳しくしているのでしょう、こちらの出店者はすべてがイケている。私が足しげく通う名店もキッチン・バスを出していました。沖縄産のラムを供するバーも良かったな。2014年8月スタートとのことですから、既に5年目ということになる。いや、完全にノーマークでした。お恥ずかしい。今後の活動に注目です。

会場で<a href="https://okirin.ti-da.net/" target="_blank">沖縄輪業</a>の森兵次会長に邂逅。「ヤマグチ君。明日も乗るよ」とお誘いいただいたので、「会長。自分、首が折れていて当分バイクに乗れないんですよ……」と説明申し上げたのですが、イマイチご理解いただけていないご様子。そりゃそうですよね。
会場で沖縄輪業の森兵次会長に邂逅。「ヤマグチ君。明日も乗るよ」とお誘いいただいたので、「会長。自分、首が折れていて当分バイクに乗れないんですよ……」と説明申し上げたのですが、イマイチご理解いただけていないご様子。そりゃそうですよね。

 そうそう。読者諸兄にお約束したリアルイベント。実現へ向けて着々と話を進めております。

 第1回はホンダのF1とasicsのランシュー変態開発者のコラボなんてどうでしょう。どちらも究極まで「速さ」を追求するお仕事ですからね。ご期待ください!

ホンダF1の山本雅史F1マネージングディレクター、asics秘書室の岩田茂太さん、原田啓介さんと。
ホンダF1の山本雅史F1マネージングディレクター、asics秘書室の岩田茂太さん、原田啓介さんと。

 さてさて、それでは本編へとまいりましょう。

 今回お届けするのは(レース絡みの記事で少し間が空いてしまいましたが……)メルセデス・ベンツGLCのユーザーインタビュー。お話をうかがうのは那覇港に面した巨大なホテル、ロワジールホテル那覇の総支配人、藤井幸さんです。

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