みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
連休後半は沖縄から台湾へ移動して、台北で過ごしました。
那覇空港から台湾の桃園空港まで、LCC(Low Cost Carrier)を使えばわずか1万2000円。
東京から新幹線で名古屋へ行く程度の金額で飛べてしまうのです。格安のLCCですから、機内では食事はおろか水の一杯も供されませんが、なんせ1時間半のフライトです。搭乗前にペットボトルを1本買っておけばいいのです。
今回の台湾ツアーの主たる目的は「食」にあります。
中国料理を愉しみたいのはもちろんですが、台北にはAsia's 50 Best Restaurantsにランキングされているすてきなレストランが何軒もある。せっかく台北まで行くのですから、それらの店を中心に旅のプランを組み立てました。
はじめに訪れたのは堂々のアジア7位にランキングされたMUMEです。
チーフシェフのRichie Lin氏は世界一のレストランとしてその名も高いコペンハーゲンのnomaで修業した実力派。当然nomaの影響を受けてはいますが、あちらよりも格段に食べやすく(アリとか野草とか、やっぱりそんなにおいしいものじゃありませんからね……)、カジュアルでいて洗練されている、それはそれは素敵なお店でした。

店名のMUMEは台湾の国花である「梅」のラテン語から付けられたのだそうです。
こぢんまりとした入り口には小さくMUMEの文字が彫られているだけで、ボサッと歩いていると通り過ぎてしまいそうです。

お次は「台湾で最も予約の取れない店」と、あまりありがたくない呼び名で知れわたってしまったRAW。
こちらは結構な大店で、入り口もドカンと構えた立派な設えです。立派ですがいわゆるビストロの雰囲気を併せ持ち、極上の料理を肩肘張らずに楽しむことができます。

MUMEと共通するのは、カトラリー類がテーブル下の引き出しに収納されていること。客はそこからフォークでもスプーンでも好きな物を取り出し、型にはまらずに食べることができるのです。テーブル上がごちゃごちゃ混雑しないうえに、カトラリーの順番で悩まなくて済むのですからこれはいいアイデアです。

小籠包で有名な鼎泰豐(ディンタイフォン)へも行きました。
入り口に掲げられた待ち時間表示には「150分」と出ています。

日本は大型連休の真っ最中。こちらは普通の平日ですから、並んでいるのは日本人ばかりです。年配のご夫婦が「なんだ、日本人ばかりだな」「これじゃ興ざめね。なんでみんな来るのかしら」とボヤいておられました。日本人が多くて不満なら、まずお前らから帰れと思いました。
あとは中正紀念堂へ行って衛兵交代を見物したり、淡水へ行って散歩をしたり、士林夜市で昆虫の唐揚げを食べたりしてきました。

中国では弾圧され、歩いているだけでも逮捕されるという噂の法輪功ですが、台湾では自由に活動できるようです。天安門事件のグロ写真を展示しながら、静かに気功をされていました。

朝昼晩の食事に加え、バリバリ間食もしましたから、1日に軽く8000キロカロリーは摂取したと思います。このままでは本当に豚になってしまいますから、朝は無料開放されているアリーナで走りました。

ということで本編へとまいりましょう。
久しぶりの輸入車試乗です。メルセデス・ベンツ(以下M・ベンツ)GLCクーペの登場です。
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