:そう。でも散々怒鳴られる中でも、教えられることがたくさんあったじゃないですか。納得することがたくさんあって、「なるほど」があったわけじゃないですか。最近、「なるほど」が減っている気がするんですよね。日本全体に。

F:「なるほど」が減っている。日本全体を、閉塞感が包んでいる、と言ったら言い過ぎでしょうか。

F1の会場には本当にすごい人が普通に歩いています。この方をご存じの方は相当のF1通。
F1の会場には本当にすごい人が普通に歩いています。この方をご存じの方は相当のF1通。

広報松本:……レースを振り返りましょう……レッドブルの表彰台もさることながら、トロロッソの入賞にも注目してほしいなぁ。今年は各チームのレベルがうんと上がっていますからね。その中での入賞は非常に価値が高いことですよ……次のバーレーンでもきっと……ねぇフェルさん。ちょっとあなた、聞いているんですか。

:日本の企業を取り巻く環境はいろいろ大変だけど、僕は本質を追究していきたい。だから1回勝ったぐらいじゃダメですよね。今日3位に入った価値はもちろんすごく高いのだけど、次は優勝、1回勝ったら次はシリーズを目掛けていくという、その階段、ステップですよね。

モナコまでに勝ちたい!

F:ホンダ内部では、何戦目までに1位を取るという目標は掲げているのですか。

:僕はモナコまでに勝ちたいと言っていますよ。だから6戦目ですね。それまでには優勝したい。

 ここまで話したところで、搭乗を促すアナウンスが流れた。
 インタビューはここで強制終了となり、我々は機上の人となった。
 こんな話をした10時間後に、前号でお話した、山田機長の機内アナウンスが流れたのだ。

 次号ではF1の現場で奮闘する若きエンジニアのお話をお届けします。
 最近の若いヤツは……なんて言っているマネジメント層にぜひ読んでいただきたいお話です。

 それではみなさままた来週……までに書けるかな。週2ペースはマジでキツイです。

この記事はシリーズ「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

セミナー開催 フェルディナント・ヤマグチ流「部下育成」!

 本コラムの著者、フェルディナント・ヤマグチ氏が「日経ビジネス課長塾オンデマンド」主催のセミナーに登壇します。

 今回、課長塾オンデマンドではあえて、「企業人としてのヤマグチ氏として、登壇してください」とお願いしました。なぜならヤマグチ氏は、「コラムニストとの両立」という多忙な生活を、20年もの長きに渡り成立させてきた人だからです。本セミナーでは、そんなヤマグチ氏ならではの(仕事についての)方法論に迫ります。

 とはいえ講演時間は、わずか1時間。そこで今回は、「部下育成」にテーマを絞って話していただきます。部下やチームのマネジメントにお悩みの方は、ぜひご参加ください!






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