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F:おめでとうございます。開幕戦から表彰台という快挙を成し遂げました。率直な今のお気持ちをお聞かせください。

山本部長(以下山):嬉しいです。本当に嬉しい。自分がF1をみるようになって3年経ちましが、やっぱり苦労もたくさんあったし、本当に嬉しい。

F:エンジニアリングの面はもちろんのこと、何しろ複雑なF1の世界のことですから、契約面というか、クルマを取り巻くその周辺のことも大変そうですね。

:そうですね。やっぱりそのあたりは話せることもそうでないことも含めてすごく大変です。マクラーレンとの契約を、お互いが発展的にうまく解消できたということ。その次のトロロッソとの契約。そしてその契約を継続しつつ、次にレッドブルと組むことを見据えてやっていたので。それがこの開幕から勝てたので、大変だったけど本当に嬉しい。本当にいいスタートが切れた。もちろんマックスが3位というのは一番嬉しいことだけれど、やはり4台がキチンと完走できた。もうこれがね。スタートからガチャガチャやっている中で、ウチは誰も当たらずに走り出せたし。

開幕戦から3位。幸先の良いスタートを切ったフェルスタッペン。同じフェル仲間として頑張ってほしいです。

エンジンが積まれたのは今年の2月

 決勝スタート直後。ルノーのダニエル・リカルドがコースアウトしてフロントウイングを破損した。飛び散ったルノーのウイングはロバート・クビサのウィリアムズに衝突し、ウィリアムズのフロントウイングを破損するという、まさしく波乱の幕開けだったのだ。

F:ホンダのクルマが表彰台に上がるのは、実に11年ぶりのことであるとうかがいました。

:そうですね。2008年のシルバーストーン、イギリスグランプリのときに(ルーベンス・)バリチェロが3位に入ったのが最後なので11年ぶりということになりますね。まあ、その間、何年か休んでいる時期もあるんだけど(ホンダのF1参戦史はこちら)。

F:第四期……とホンダでは言いませんが、ホンダがF1に4度目の参戦をしてから5年目の勝利。レッドブルにホンダのPU(パワーユニット)を積んで初年度からの勝利となりますね。

:そう。それがすごいところ。やっぱりトップチームのすごさというのを、今回あらためて、身をもって感じましたね。