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:広がりましたけど捨てています。人に任せています(笑)。例えば開発系であれば廣瀬(一郎、常務執行役員)に任せていたりとか。

F:いま藤原さんが副社長として一番時間を割いているお仕事は何ですか?

:EVC……。

F:え? 電気自動車?

:冗談だ、冗談だよ。冗談だってば。怒ってる、怒ってるな(笑)。

F:小島さん、顔が真っ赤ですよ。(小島広報本部長、本当に顔が赤くなり、ハンカチで顔を拭う)

:こう言っておかないと、トヨタさんに怒られるからさ(笑)。

小島:……本当にお願いします藤原さん……。インナー(社内の人間)も見ていますので。

「マツダの駄々っ子三人衆」

:そうか。フェルさんの記事はインナーも見るからね。それじゃ本当のことを言うと、アメリカですね。アメリカのことを一生懸命考えています。どうしたらいいのか。販売のことを全然知らない、ずっと開発をやっていた私が販売を見たらどう見えるのか。今までとは少し違う視点で、というね。

F:その肝心のアメリカの責任者はどんな方が?

:毛籠(勝弘 もろ・まさひろ)という専務執行役員がやっています。マーケティング、販売系が長い人間です。デザイン部門を率いているの前田育男と、毛籠と私で、「マツダの駄々っ子三人衆」と言われてたような人間ですが(笑)。

F:マツダの駄々っ子三人衆(笑)。

:例えば現行モデルのMazda6。日本で言うアテンザのデザインを、あのとき「靭(SHINARI)」というコンセプトカーがあったんですが、あの「SHINARI」にしようと画策したのが我々3人です。計画より半年ぐらい遅れちゃうかもしれないけど、とにかくやってみたい、やっちまえと。金井さん(金井誠太氏、前会長)には後でエラく怒られましたけれど(笑)。そんなことを一緒にやってきた男です。一番話は合うし、4時間耐久レース(メディア対抗ロードスター4時間耐久レース)で一緒にレースにも出ていましたし、仲間ですね。そういう意味で。

マツダのコンセプトカー「靭(SHINARI)」。2010年にミラノで発表された。

 アメリカではずっと販売ネットワーク改善を計画していて、動き始めたのがここ1年ぐらいの話です。ようやくこれからというところです。それに対して、新しい視点で何か言えたらな、と一生懸命考えています。時間として一番多いのはそこですかね。

F:どんなときに考えているのですか?