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 アメリカの市場、欧州の市場、そして日本におけるEVのあり方。
 たくさんのお話を伺った。それでは肝心のマツダはどうか。
 マツダの明日はどうなっていくのか。
 最終回はマツダの未来についてお聞きしよう。

藤原清志マツダ副社長

F:いままで近未来のお話を伺ってきたのですが、目先の話もお聞かせください。先日ロサンゼルスで発表された「Mazda3」。日本でもこれからは「Mazda3」の名称で売るのですか。それとも今まで通りにアクセラの名前で?

藤原清志マツダ副社長(以下藤):それはですね……。

世界統一はしていきたい

小島広報本部長:(話を遮るように身を乗り出して)それは私からお答えします。車名はまだ発表しておりません。今の段階ではなんとも申し上げられません。

F:マツダの世界戦略の一環として、ついにここで車名を統一するのかと思っていました。昔赤いファミリアが大ヒットしたころに、フェンダーミラーをドアミラーに付け替えたうえで「FAMILIA」のエンブレムを引っ剥がして、代わりに「323」のエンブレムを貼るのが流行ったりしましたが。

小島:日本で発表するときにお伝えします、というのが私どものスタンスです。

F:Yさん、こういう場合はどうやって書こうか。「ノーコメントだ、と広報本部長は苦虫を噛み潰したような表情で言い放った」とか(笑)。

小島・マイトのY:やめてくださいね。(唱和)

:まあ、マーケティング的に言うとね、世界統一はもちろんしていきたい。もともとウチが大昔にユーノスのブランドを展開したときに、ユーノス500だ、ユーノス800だとやった時期もありました。でもあれ、日本の販社さんとお客様からは総スカンだったんです。「数字なんか覚えられるか」と。それが社内的にも「国内販売で数字の車名はイカン」と軽いトラウマになっていて。

F:数字の車名がトラウマ。なるほど。