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マツダの最新車に試乗しました

 こんにちは、AD高橋です。

 恒例の藤原大明神新春降臨祭に挑むにあたり、最新のマツダ車に乗っておこうと、2018年10月の商品改良で追加設定された2.5Lガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を搭載するCX-5をお借りしました。

 CX-5といえば、2012年にデビューした初代からガソリンV8エンジン並みのトルクを発生するディーゼルモデルに注目が集まっていて、中古車相場もなかなか下がりませんでした。ガソリンモデルの中古車は高年式でも(ディーゼルに比べると)手に入れやすいのが特徴でした。中でも2013年に追加された2.5Lガソリンエンジンは、CX-5の重いボディをぐいぐい引っ張る力を秘めていて、隠れたお買い得車でした。

 現行CX-5のガソリンターボは、最高出力169kW〈230ps〉/4250rpm、最大トルク420N・m〈42.8kg-m〉/2000rpm。ガソリンV8エンジン並みのトルクを発生するディーゼルとほぼ同等のトルクを発生します。

 そんなガソリンターボに乗ってまず驚くのは、ターボに乗っていることを忘れてしまうようなスムーズさです。ご存知の通り、ターボは排気ガスの流れを利用してタービンを回転させてエンジンに空気を過給します。そのため、過給の効果が出たときにそれがわかるもの。一昔前のクルマと違い、近年のターボはターボラグが抑えられていますが、それでもターボ特有の音を含め、ターボの存在はドライバーに伝わります。

 ところがCX-5のターボにはこれがほぼないのです(少なくとも私は感じませんでした)。真面目に「あれ? ターボをお願いしたけれど、間違えてしまったかな」と心配したほど。

 出だしから力強く走る大排気量車のような雰囲気なのに、大排気量エンジンならではの重さがなく軽やかに走る。新鮮な感覚です。

 そしてもう一つの驚きは、とくに高速道路を走るときの安定感の高さでした。試乗したのは関越道から上信越道。上信越道はアップダウンが多く、緩やかなカーブが続きます。そんな道を重心の高いクルマでもスピード感を感じずにゆったりした気分で走ることができる。これは商品改良で新たにCX-5に導入されたG-ベクタリング コントロール プラスの恩恵でしょう。

 プレスリリースには「素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善します。」と書かれています。これは緊急時の危険回避を指していると思いますが、通常走行でのコーナリングや車線変更でもその恩恵を感じることができます。

 あまりにも自然に走れるため、マイトのY氏は「スピード感がなくて気づいたら速度超過していそう……」と驚いていましたが、自然に走れるというのは、日常はもちろん、長距離ドライブでの疲労を大きく軽減してくれるはずです。

 このような進化がマイナーチェンジではなく、「一部改良」と言われる小規模変更のタイミングで行われるのも現在のマツダの特徴です。このあたりの話も、藤原さんに聞いていますのでお楽しみに!