欲深く、悩み深い「ざんねんな」ニンゲンが動物から学ぶべきこととは? ベストセラー『ざんねんないきもの事典』のほか、多くの図鑑監修を手掛ける動物学者の今泉忠明氏に聞きました。その5回目。

(※この動画は日経ビジネスのコラム「有訓無訓(人は欲深い残念な生き物。だからこそ生を充実させられる)」取材時にスマートフォンで撮影しました。スチルカメラのストロボが光ることがあります)

(聞き手:常陸佐矢佳)

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第1回ニンゲンも最期は骨になる

前回にニンゲンは潔さがなくなったというご指摘がありました。みっともないことに対しての恥ずかしさが無くなっているということでしょうか。

今泉氏:そうですね。無くなりました。

その先に待っているものは……『ざんねんないきもの事典』の後に絶滅についての本も出されましたよね。果たしてニンゲンは大丈夫ですか?

今泉氏:ニンゲンはもうじき絶滅しますよ。何万年後かですけれどもね。温暖化で絶滅します。氷が解けて海水が蒸発すれば、一気に気温が高くなる。今は海のおかげで気温を保っていますが、水量が減ったら大変でしょうね。熱が空気中に一気に出ますから。

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