欲深く、悩み深い「ざんねんな」ニンゲンが動物から学ぶべきこととは? ベストセラー『ざんねんないきもの事典』のほか、多くの図鑑監修を手掛ける動物学者の今泉忠明氏に聞きました。その4回目。
(※この動画は日経ビジネスのコラム「有訓無訓(人は欲深い残念な生き物。だからこそ生を充実させられる)」取材時にスマートフォンで撮影しました。スチルカメラのストロボが光ることがあります)
(聞き手:常陸佐矢佳)
いままでいろいろな動物を飼ってきた中で、学びの大きかった動物はなんでしょうか。
今泉氏:それはもう、ヘビですね! 前回もお伝えしましたが、飼えば絶対に逃げるとわかりました。これは大きかった。「どうにかして逃げたい」と、向こうはそう考えているんです。粘着テープで逃げ道を塞いでも、毎日のことになると緩むタイミングがある。その日を待っているんですね。映画に出てくる脱獄犯と同じで、彼らはただひたすらに待つんですよ。ジタバタせずにジーッと。そして少しでもスキマが見つかると、そこをグッと広げて入っていく。で、気が付くともういない。探してももう見つからない。

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この記事はシリーズ「ざんねんなニンゲンはどうぶつに学べ」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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