欲深く、悩み深い「ざんねんな」ニンゲンが動物から学ぶべきこととは? ベストセラー『ざんねんないきもの事典』のほか、多くの図鑑監修を手掛ける動物学者の今泉忠明氏に聞きました。その1回目。
(※この動画は日経ビジネスのコラム「有訓無訓(人は欲深い残念な生き物。だからこそ生を充実させられる)」取材時にスマートフォンで撮影しました。スチルカメラのストロボが光ることがあります)
(聞き手:常陸佐矢佳)
最期はニンゲンも皆、このシカのように骨になります。

今泉忠明氏(以下、今泉氏):きょうはそういう話ですか。
はい。ニンゲンは「あれをやりたい」「これをやりたい」と欲を広げて、おなかいっぱいになって時には破裂するまで食べてしまう。このような果てしない「欲」は、動物にはないのではないでしょうか。
今泉氏:そうですね。動物はおなかがいっぱいになればそれでいいし、連れ合いを探してウロウロしても繁殖期が過ぎればもういい。そこに「もっと」という欲深さはないですね。ニンゲンは欲が深いんです。
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