不確実な時代には、経営に必要なツールをきちんと備えているか見直す必要がある。経営の歴史は、産業革命の後に築かれており、大きな組織をどう管理するかがまず重視されてきたからだ。仏INSEADのネイサン・ファール准教授が、不確実な時代に必要なツールについて解き明かしていく。
- 01 経営改革の最強のツールは物語だ
- 02 8人のSF作家が経営者を変えた
- 03 パワーポイントには弊害がある
- 04 イノベーションに脳神経学を使う
- 05 挑戦を測定する新しい指標をつくる
- 06 抵抗勢力をどのように説得するか
- 07 変化を起こすための行動とは
- 08 自分と違うタイプの人と協働を
- 09 オランダのINGは獲得と放棄を実行した
- 10 「aibo(アイボ)」販売再開のソニーに注目
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不確実な時代、意思決定にはどのように臨むべきですか?
ネイサン・ファール(仏INSEAD准教授):私の仮説は、今私たちは「不確実な時代」に突入しているということです。技術の進化が、新しいものの創造を容易にしました。以前の大企業はすべてを制御できると思っていました。今ではどこから新しい競合が現れるか分かりません。
このような不確実な時代に、必要なツールを備えているか見直す必要があります。経営の歴史は、産業革命の後に築かれ、大きな組織をどう管理するかが重視されてきました。
- ●産業革命後、抱えるようになった問題とは?
- ●不確実な時代に使えそうなツールとは?
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