ロボット導入に対して、人間はどのように反応するか。顧客サービスを検討するのにARとVR、どちらの方が使えるか。こうしたことも脳神経学を生かした実験で、ヒントが得られる。
- 01 経営改革の最強のツールは物語だ
- 02 8人のSF作家が経営者を変えた
- 03 パワーポイントには弊害がある
- 04 イノベーションに脳神経学を使う
- 05 「挑戦」を測る新しい指標をつくる
- 06 抵抗勢力をどのように説得するか
- 07 変化を起こすための行動とは
- 08 自分と違うタイプの人と協働を
- 09 オランダのINGは獲得と放棄を実行した
- 10 「aibo(アイボ)」販売再開のソニーに注目
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脳神経学をどのように使うのでしょうか?
ネイサン・ファール(仏INSEAD准教授):私の著作では、人々の心がどのように動いているのか。その理解のために応用神経学の新たな分野を使っています。
職場の人々がストーリーに対してどのように反応するか、注目度や動機、影響に関する多くの指標を開発しました。ロボットスーツに関するプロジェクトでは、応用神経学で肯定・否定双方の反応が見られました。
誰も表立って否定的な反応はしませんが、事前の否定的な感情を察することができるのです。応用神経学は実験に基づく深層原理の一つに過ぎません。正しい方向性を示す指標をつくるための実験をどう設定するか。
- ●米小売業のロウズは何をしたのか?
- ●VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の影響の違いは?
- ●オランダのINGはどうデジタル化したのか?
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