鳩森八幡神社を詣でたら、境内北側にあるもう1つの鳥居から外に出て、鳩森八幡神社前という五差路から北西方向にある「千駄ヶ谷大通り商店街」に入ろう。
この道が代々木に向かう江戸時代の古道で、甲州街道までつながっていた。
その千駄ヶ谷大通りを道なりに歩いていくとやがて首都高速との複雑な交差点に出る。ここは気にせず真っすぐ進めばよい。
交差点を越えて細い道を北西にさらに進む。JRの埼京線・湘南新宿ラインの踏切を渡って、山手線の高架をくぐって少し歩けば代々木駅である。ここまでくれば山手線でも総武線でも都営地下鉄大江戸線でもすぐに乗れる。

このルートなら人混みを避けることができるし(たぶん)、歩いてみると思ったよりも近い。おすすめである。逆に、千駄ヶ谷大通りから鳩森八幡神社へ入り、勝利を祈願してから国立競技場に向かうのもよいかも。
このように国立競技場周辺には中世から江戸時代の寺社や伝承が残っている。整備された神宮外苑もよいが、気が向いたら、周辺の歴史や地形も味わってもらえたらと思う。
これでこの連載の国立競技場編は終了。次回のシリーズをお楽しみに。
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