5階にある「空の杜」は眺望が良く、開放感がある
新しい競技場ではどうなったかも見ておこう。
新しい国立競技場はメインスタンドが高くなり、客席を覆う屋根が付けられたため、周辺の眺望は望めないが、その代わりに5階の空の杜に上ると遠くまで見渡せる。失われたものもあるが、何らかの形でそれを補う新しい仕掛けが用意されている。
陸上競技用のスペースは大きくなり、残念ながら観客席からフィールドが遠くなった。3層からなる観客席の一番低いところにある第1層は傾斜が20度と緩いが、第3層は34度と急な角度となっているので、フィールド全体を比較的近い距離から見渡せる。ただ、陸上競技用のトラックがあるため、サッカーやラグビーの試合では、球技専用の競技場に比べると選手は小さくしか見えないだろう。
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