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川西:そう、だから起きられず隣の人にもたれかかるけれど、浅い眠りが続くことになります。脳のリセットなどにはつながりません。そこから先は2つのパターンがあります。1つは、覚醒中枢が睡眠中枢より早く回復する場合です。

覚醒中枢が回復するのだから目が覚めます。

川西:でも、それまで眠りは浅いですから目覚めは爽快とは言えず、かといってもう少し寝ようにも眠れない。

京王線在住者の恐怖「次は~高尾~」の真実

覚醒神経が回復しちゃって、一方で睡眠神経がまだ麻痺していますからね。二日酔いでそういう時、ありますよね。本当につらい。

川西:一方、覚醒中枢よりも睡眠中枢が先に回復する場合もあります。

ええと、覚醒中枢は覚めてないから起きられない上に、睡眠中枢が回復したから…。

川西:異常なほど眠ってしまいます。

なるほど。お酒を飲んで24時間以上眠ってしまったり、京王線で高尾まで乗り過ごして行ってしまったりする人はそういう人なんですね。電車で異常にもたれかかる人が意外に企業社会で見どころがあるのは事実でも、高尾まで行く人がそうとは限らないわけですか。

なるほど、これは意外でした。川西さんの話が的を射ていて、なおかつ書籍『同窓会に行けない症候群』の見立てが正しいとすれば、「電車で異常にもたれかかってくる人」はむしろ同窓会に行けちゃいますね。

筆者:そういうことになります。飲み会の後、電車で死んだように寝ている人たちは違うでしょうけど。あともう一つ、電車で異常にもたれかかってくる人は、副交感神経の発達したどっしりした人格である可能性も高いですから、その意味でも、同窓会に出る可能性が高いです。

いい意味で周りを気にしない、と。

筆者:そう。書籍『同窓会に行けない症候群』では、「ちびまる子ちゃん」の登場人物を1人1人、同窓会に来るか来ないかプロファイリングしましたよね。

はい。読みました。

筆者:その中に環境がどう変わろうとも同窓会に来る確率が高い人物を2人選びました。1人は丸尾君。もう1人は…。

山田君です。

筆者:「電車で異常にもたれかかって、なおかつ元気に同窓会に出てくる人」の一つのイメージは山田君ではないでしょうか。

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