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デジタル化とグローバル化が進む中、地域社会や環境に対して責任を果たす経営が、最先端のトレンドとなりつつある。今後さらに異なる世代が同じ職場で働くようになり、社会的責任と多様性対応がますます企業にとって重要になると、サンチアゴ・イニゲスIE大学学長は指摘する。

ラインアップ(毎週火曜日掲載)
  • 01 今は「日本再興」の最中だ
  • 02 管理職こそレベルアップせよ
  • 03 大企業を変革した女性経営者
  • 04 海外進出、これをやってはいけない
  • 05 企業の社会的責任は最先端トレンド
  • 06 ボーダーレスで勝つ3つの黄金ルール
*今後の内容は変わる可能性があります
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欧米における、最新の経営トレンドはどのようなものですか。

サンチアゴ・イニゲス(スペインIE大学学長):多くのトレンドがあるのですが、中でもデジタル化は大きな分野の1つです。多国籍企業の企業理念をみれば、IoT(モノのインターネット)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)などへの対応が必須事項として挙げられています。それらは決して新しいものではないですが、どの企業の戦略にも既に埋め込まれています。

 また、あまり目立たないですが、ファッション業界はグローバル社会で地域や環境の改善にコミットしています。というのもファッション企業は数年前に、企業の社会的責任の大きさに気付いたのです。最近、大勢のCEO(最高経営責任者)が社会問題について発言し始めました。

 まずはトランプが選出された後の米国で起こりました。社会に根付き、責任を持つとCEO達が声高に言い始めました。米国政府によるすべての脅威を差し置いて政策批判をする米国企業も出てきました。こうしたCEOは今後増えるでしょう。

この先のポイント
  • ●米グーグルや米ウーバーの課題とは?
  • ●ミレニアル世代の特徴は?
  • ●今後求められる社員像とは?
  • ●今後、企業にとって試練となるものは?