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テレビ東京アナウンサー・西野志海と日経ビジネス編集委員・山川龍雄が、世間を騒がせている時事問題をゲストに直撃する動画シリーズ。第15回のテーマは、「韓国の次期大統領は?」。曺国(チョ・グク)法相辞任で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が初めて40%を切る世論調査も出てきた。次期大統領候補の世論調査では、天皇陛下の即位の儀式への参列で来日した李洛淵(イ・ナギョン)首相がトップに立っている。木村幹・神戸大学大学院教授は李氏のことを“ミスター普通”と表現。韓国では「安全で安定したリーダーを求める傾向が強まっている」と指摘。日韓関係を占ううえで、今後のキーマンになると予想する。

西野志海(日経プラス10サタデー・キャスター、以下、西野):このコーナーは、BSテレ東で毎週土曜日朝9時から放送している報道番組「日経プラス10サタデー ニュースの疑問」でお伝えしきれなかったさらに深い内容を、ゲストに伺っていこうというものです。

 今回のテーマは「韓国の次期大統領は?」。

山川龍雄(日経プラス10サタデー・メインキャスター、以下、山川):韓国の次の大統領選挙は2022年ですから3年後ですが、このコーナーらしく一歩先を読み解こうと。

西野:ゲストは神戸大学大学院教授の木村幹さんです。よろしくお願いします。

木村幹氏(神戸大学大学院教授、以下、木村氏):よろしくお願いします。

木村幹(きむら・かん)
1966年大阪府生まれ。京都大学法学部卒、京都大学大学院法学研究科修士課程修了、京都大学博士。神戸大学大学院国際協力研究科教授兼アジア総合学術センター長。NPO法人汎太平洋フォーラム理事長、神戸新聞客員論説委員。専門は比較政治学、朝鮮半島地域研究。著書に『日韓歴史認識問題とは何か 歴史教科書・「慰安婦」・ポピュリズム』(ミネルヴァ書房)、『韓国現代史 大統領たちの栄光と蹉跌』(中央公論新社)、共著『だまされないための「韓国」あの国を理解する「困難」と「重み」』(講談社)など。

西野:最初の疑問はこちらです。

タマネギの 芯から芽が出る 日はくるの

 韓国では皮をむいても次々と疑惑が浮上することから、タマネギ男と呼ばれている曺国(チョ・グク)氏ですが、厳しい批判に耐えきれず、先ごろ、法相を辞任しました。これからどうなるのか。辞めたからといって捜査の手が緩むわけではないですよね?