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テレビ東京アナウンサー・西野志海と日経ビジネス編集委員・山川龍雄が、世間を騒がせている時事問題をゲストに直撃する動画シリーズ。第6回のテーマは、「ボリス・ジョンソン新首相でどうなるイギリス」。国際政治学者で、東京都知事時代に交友関係のあった舛添要一氏は「本質はエリート。道化師のメッキを剥ぐと中には金塊が入っているかもしれない」と一定の期待を示す。ブレグジット(EU離脱)については、状況に応じて柔軟に対応するジョンソン氏が、総選挙に踏み切るかどうかがカギとみる。

西野志海(日経プラス10サタデー・キャスター、以下、西野):今回のお題は「ボリス・ジョンソン新首相でどうなるイギリス」。個性的なリーダーが誕生しましたね。

山川龍雄(日経プラス10サタデー・メーンキャスター、以下、山川):ものすごく個性的なキャラが登場して、これから報道番組も取り上げることになると思います。この人の映像を見ると、なぜか目がくぎ付けになりますね。ただ、人気があるのは分かるけれど、賛否が分かれていて、いろんな評判があります。一体どういう人なのか?

西野:この方に伺ってまいります。ゲストは前の東京都知事で、実は国際政治学者でもある舛添要一さんです。

山川:「実は」って失礼じゃないですか(笑)。本職は国際政治学者ですよ。

(ますぞえ・よういち)
1948年福岡県北九州市生まれ。71年東京大学法学部卒業、79年4月東大教養学部政治学助教授、89年に退任して舛添政治経済研究所所長。2001年7月参議院選挙に自由民主党公認で立候補し当選。07年第1次安倍内閣厚生労働大臣、10年自民党を離党し新党改革代表。14年2月東京都知事選挙に無所属で立候補し、当選。16年3月フランス政府からレジオン・ドヌール勲章受章、6月21日都知事辞職。新著『ヒトラーの正体』(小学館)のほか、『都知事失格』(小学館)、『母と子は必ず、わかり合える 遠距離介護5年間の真実』(講談社)など著書多数。

西野:いや、知らない人もいると思って、改めて紹介しました。舛添さんはジョンソン氏とお知り合いだそうですね。写真を持ってきていただきました。

ロンドンとの友好都市関係樹立

舛添氏:ボリスはロンドン市長、私は東京都知事で友好都市としての文書を交わしました。イギリス人は文書を交わすのを嫌がるんです。憲法も文書ではなく、慣習法の国ですから。

 ロンドンにはいろんな都市が友好関係を結びたいと言ってきますが、文書を交わすことはしなかった。しかし、東京とはきちんと文書を交わそうと提案して、向こうからも来てもらったし、こちらからも2、3回ロンドンに行きました。