僕たちも飛信隊のようになろう

つまり辻さんはマネーフォワードを飛信隊のようなチームにしたいと考えているんですね。

:そうですね。誰かと雑談をした時に、僕は秦の国王・嬴政(えいせい)に似ている、と言われたことがあります。けれど僕自身は嬴政ではなく、信に近い感覚です。血みどろになりながら自分で戦っているし、アホで単純でもありますから(笑)。

 そもそもマネーフォワードそのものも、飛信隊に近い部分がある。先ほど触れた通り、取締役陣だけを見ても、凸凹の激しい人が多い。そして僕自身も、凸凹があって、できないことの多くを、うちのメンバーが支えてくれている。相互補完関係がある、まさに飛信隊なんです。

 加えて飛信隊は、人数が増える過程で、ほかの部隊から合流したりもしていますよね。同じように、例えば今、クラウド事業の責任者を務めている取締役執行役員で事業推進本部長の竹田正信はもともと、クラビスというほかの軍でCFOをやっていた人物です。このクラビスがうちのグループ会社になったことで、2017年からマネーフォワードに参画した。

 本能型の将軍・麃公が亡くなった後、彼の下で戦ってきた兵たちも、飛信隊に編入されましたよね。元は麃公軍の千人将を務めていた岳雷(がくらい)は、飛信隊に編入されると、隊の名前を「飛麃(ひひょう)」と改めました。この麃公はもともと、比較的、信ともキャラクターが似ているから、飛麃もすぐに飛信隊になじんでいきます。さらに岳雷は、その後、飛信隊のエースになっていきますよね。

 さらに秦の千人将・郭備(かくび)が暗殺された後では、楚水(そすい)たち郭備隊の副長も、700人を連れて飛信隊に合流していく。桓騎軍にいた那貴(なき)たちも飛信隊に加わったりする。

(©原 泰久/集英社)
(©原 泰久/集英社)

 マネーフォワードもこれまで成長を続ける中で、いろいろな部隊が参画してきました。異なる文化を受け入れ、仲間となってアウトプットを高めてきたわけです。

 飛信隊はすごく楽しそうに戦っていますよね。信頼関係があって、出身や古参・新参も関係なく、横でつながっている。僕たちも飛信隊のようなチームであり続けて、仲間たちとうまい飯を食えるようにしていきたい。そのためには、しっかりと稼がないといけませんね。これからも飛信隊を理想に、頑張ります。

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