僕が、社員にとっての王騎のような存在に

では、工藤さんにとっての、王騎のような存在は誰なのでしょう。

工藤:尊敬する人はたくさんいます。例えば革新的なサービスを作り続けたアップル創業者のスティーブ・ジョブズとか、ビジョンを掲げて不可能を実現する孫正義さんとか。

 ただ、自分が作ろうとしている会社の経営スタイルにぴったりと合うようなメンターには、まだ出会えていません。

 けれど最近は、あのシーンを見て、もしかすると自分が理想としている未来の僕こそ、自分にとっての王騎なんじゃないかと思えるようになったんです。

 つまり、将来の自分が僕にとっての最強のメンターである、と。だから僕は、迷いがあれば理想とする将来の自分を目指せばいい。

 加えて僕が、より若い世代の経営者にとって、王騎のような存在になって、社会課題を解決できる人材をどんどんと育成し、輩出していくべきなのではないか。そんなふうに考えるようになっています。

 時間は有限です。人生のタイムリミットを迎えた時、「ああ、あの社会課題は解決できなかったな」と思いたくはありません。だからこそ、きっちりと期限を決めて王騎のような存在に、僕自身が成長しないといけない。最近はよくそう感じています。