2018年12月に始まったPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」をきっかけに、QR・バーコード決済がいろんな意味で注目を集めています。
PayPayに盛り上がる消費者を見て各社が遅れまいと、19年になってからは「○○Pay」が乱立しました。なるべく早く市場シェアを確保しようと、各社が「還元キャンペーン」を実施したおかげで「お金が戻って来る!」と消費者も熱が入りました。
しかしながら19年7月に発生した7pay(セブンペイ)事件で、多くの消費者が冷や水を浴びせられ、多少はブームも盛り下がったのではないでしょうか。
QR・バーコード決済が先行しているのは、キャッシュレス大国・中国です。果たして日本でも、キャッシュレスは進むのでしょうか?
経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」によると、B2Cにおけるキャッシュレス決済比率は2015年時点で日本は「18.4%」、一方の中国は「60.0%」で、日本はまだ中国の3分の1という衝撃的な結果でした。……しかし、本当にそうでしょうか?
どういう理屈で「18.4%」となったのか?
「キャッシュレス決済比率」の算出方法は「キャッシュレス支払手段による年間支払金額÷国の家計最終消費支出」で求めると資料に記載があります。どういうふうに算出されているのか、少し解説しましょう。
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