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  21年1月5日に開催された「新型コロナウイルス感染症対策分科会第20回」の資料では「飲酒の有無、時間や場所に関係なく、飲食店以外にも職場や自宅などでの飲み会(いわゆる「宅飲み」)や屋内でのクラブ活動など多様な場での感染が相対的に増えている」と明記しています。

 結局、私たちはどうすべきなのか。本当に「飲食」だけに気を付ければよいのか。実際の感染傾向から違う事実が見えないのか。今回は一般に語られることのないジオデータ(地理的位置情報)を基に検証します。

ヒートマップで感染拡大を可視化してみる

 第2波以降、20年9月から第3波が拡大した12月にかけて、どのように感染が広がったのか、地図上にヒートマップで可視化してみました。QGISと呼ばれるオープンソースのGIS(地理情報システム:geographic information system)ソフトを利用しました。

 基となる感染場所のデータは、JX通信社が保有する「感染事例が報告された場所」のリスト約2万件を利用しました。ただし、このデータは、感染経路不明は追えない、家庭内感染は追えないなどのデメリットはあります。一方、市区町村レベルでデータを分類しているというメリットがあります。

 地図上に表現された四角は、「3次メッシュ」と呼ばれる縦横1kmのエリアです。そこに付けられた色はそのエリア内で報告された感染事例件数を示します。薄緑は1件、サーモンピンクは2件、赤は3件、赤茶は4件、黒は5件以上となります。

感染事例が報告された場所(2020年9月)
データ提供元:JX通信社
感染事例が報告された場所(2020年10月)
データ提供元:JX通信社
感染事例が報告された場所(2020年11月)
データ提供元:JX通信社