採用で着目するのは「体力」?

北野:仕事の経歴や経験はもちろん見ますが、最近重要だと思っているのは、実は体力です。

山口:同感!

北野:同感ですか? やっぱりビジネスは長距離走なので、長く走り続けるのに耐えられるタフな体と心が必須だと、一周回って根源的な部分に視点を向けているんです。

山口:とても大事です。特に女性は筋力が少ないからか、30代後半から失速しちゃう人が多い。最後にはスタミナがものを言う。これはいつか強く言いたいと思っていました(笑)。

北野:僕は、休日の過ごし方を聞くことも多いですね。つまり監督者がいないときに、どんな行動をとっているのか。これも長期戦に負けない自己管理能力をチェックする意図です。あまり詳しく言うと会社から怒られそうなので、この辺りでやめておきます(笑)。

山口:仕事の実績はあまり聞かないんですね。

北野:山口さんもきっとそうだと思うんですが、僕は基本的に「どんな人でも輝けるポテンシャルを持っている」と信じているんです。しっかりとモチベーションを与えて、方針と戦略を伝えることができれば、誰でも自分の才能を発揮できるはずです。

 それを長期で実現する体力と自己管理能力だけ確認できればいいんじゃないと思っているんです。

山口:確かにそうですね。本当にやり続けるには体力が大事です。柔道を勧めているわけではないけれど(笑)。

北野:何か、「才能を生かすには体力だ!」という結論になっていませんか。

山口:動物的な私との対談ですから、そうなっちゃっても不自然ではありません(笑)。

北野:強さと優しさの経営を実践する山口さんが、すごく丁寧に人と向き合って組織を成長させてきたことが伝わってきました。これからも応援しています。ありがとうございました。