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イケてる企業に共通する、ある項目のスコアの高さ

■平成ビッグ4とレガシー企業のスコア比較
※オープンワーク調べ

麻野:平成元年に時価総額が日本上位トップ4に入っていたのが、東京電力と東芝、三菱重工、日本製鉄でした。対して、平成という時代の間に時価総額を拡大させたのが、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、キーエンス、リクルートホールディングスです。

 「オープンワーク」ではこの前者を「レガシー企業」、後者を「平成ビッグ4企業」として、それぞれクチコミのスコアを細かく分析してみました。上の表を見てください。

 両者を比較してみると、全体的にやはり「平成ビッグ4企業」の方がスコアは高いことが分かります。中でも大きく違いが出るのは「20代の成長環境」「社員の士気」「人事評価の適正感」「風通しの良さ」の4項目です。

 特に私が注目しているのは「20代の成長環境」。ソフトバンクグループとファーストリテイリングは4.0、キーエンスは4.7、リクルートホールディングスは4.8と軒並み高い。レガシー企業はいずれもスコアが2~3ポイント台ですから、この差は極めて顕著です。つまり若手を生かせる企業の方が、成長できているとも言えるでしょう。だから時価総額が上がっていないのかもしれません。

 いい若手社員が集まらなければ、企業の成長も期待できない。こうした負のスパイラルは、どこかで断ち切る必要があるのかもしれませんね。