全5492文字

※この記事は日経ビジネスオンラインに、2015年1月13日に掲載したものを転載したものです。記事中の肩書きやデータは記事公開日当時のものです。

 今回は、私と同年代の人たちが、多かれ少なかれ“感じているコト”について書こうと思う。

 めちゃくちゃ大雑把で、至極曖昧なテーマだが、要は人によって表現は変われど、根っこにある問題は共通しているという意味。

 というわけで、さっそく大手企業に勤める女性が、感じている“コト”からお聞きください。

 「いつまでも甘えたおばさん女の子でいる先輩を見てると、ああはなりたくないっていうか。石に齧りついても、自律したかっこいい女性になってやる、って思うんです」

 彼女はこう切り出した。夫あり、子どもあり、職場では10名の部下を持つ、40代後半の女性である。

 甘えたおばさん女の子――。

  • 困ったときに、猫なで声をだす
  • 都合が悪くなると、「よくわからな~い」とすっとぼける
  • 決断を下さなきゃいけない場面にも関わらず、責任を放棄する
  • いい年をして“女”を使う

 「うわぁ、私も気をつけなきゃ!」と、我が身をただしたくなる態度を、彼女は「甘えたおばさん女の子」と表現した。同世代の私には、かなり刺激的で、胸をドンと突かれた言葉だった。

 彼女は、私が定期的に情報交換をさせていただいている方で、付き合いはかれこれ10年以上になる。

 出会った当時、課長だった彼女は、数年前に部長に昇進し、小学生だった一人息子も大学生になった。夫なし、子なし、組織なし、と、私は彼女とは全く異なる環境にいるわけだが、年齢が近いせいか、似たようなことに悩んだり、自信をなくしたりすることが、これまでも頻繁にあった。

 その度に、「私だけじゃなかったんだ」とホッとしたり、勇気をもらったり。ときには解決の糸口を見いだしたりと、いわば“戦友”のようなもの。

 そんな彼女からまたしても、「そうそう! そうなんだよね!」という話が飛び出したのである。