小田嶋:だいたい比較検討とか好きじゃないから、1回見に行ったところで、「いいんじゃないの」になる。

:でも、僕もそうなんだよ。洋服なんかを買いに行っても、最初に出されたものを買っちゃうんだよ。

小田嶋:もういいや、みたいな感じに、どんどんなっていくでしょう。


ファッション中枢、ございません

:誰かが止めてくれないと、絶対買っちゃうの。だから、嫌がられるんだけど、デパートに行く時は、なるべく1人で行かない。喪服ですら妻と一緒に買う。喪服を選んでも、「なんか、それ、ぴかぴかしているんじゃない?」と言われてしまう。

それはパーティー服です。

小田嶋:買う時って、冷静さを失うよね。

:いたたまれなくなっちゃって、一刻も早く帰りたい。だから、あとは、マネキンの上から下までをください、だよね。これ以外はやめてくれ、という。

小田嶋:ああ、それは1つの見識かもしれないね。

:ただ、家に置くと、「あれ、どれとどれだったっけかな」と、組み合わせがもう分からなくなっちゃうのよ。

小田嶋:岡とか俺なんかは、間違いなくファッション中枢というやつが壊れている。

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