小田嶋:俺は生涯で4回ぐらいしか、引っ越ししていませんね。就職した時に実家から大阪に赴任したでしょう。会社を(8か月で)辞めて、大阪から帰ってきた時には、実家に戻ってきたわけでしょう。で、結婚して笹塚に引っ越したでしょう。

:ああ、いた、いた。笹塚に住んでいたよね

小田嶋:そこから今の赤羽のマンションに引っ越したんだけど、それだけです。

アル中時代は、どこにいらしたんですか。

小田嶋:笹塚です。

笹塚で、別の場所にいたんだ。

小田嶋:いや、嫁さんが実家に帰っただけで、俺は結局1人で住んでいた。

(この辺の生々しい様子は、やはりシーズン1で・こちら

:お前の住んでいたマンションは、首都高のすぐ脇で。

小田嶋:さらに甲州街道と京王線の線路に挟まった真ん中にあって、ものすごくうるさいところ。部屋を見に行った時に、「駅から近くのマンションなのに、なんでこんなに安いんだろうね」と不思議に思いながら入居したんだけど。「なんてう、る、さ、い、ん、だっ!!」と分かったのは、住んでからだった。

物件を見る目、ありません

状況を聞いただけでも、うるさいのに、現地に行って、見て、気付かなかったんですか?

小田嶋:あれ、首都高がうるさいのと、あと電車もすごくうるさいの。とんでもないところですよ。ただ、見に行った時は、「通勤に便利であの家賃で、最高じゃん」と。共働きをやっていましたから。

まさしく、「川筋に住む人」を地で行っていますね。

(この辺りは前回参照

:そうそう、川筋に住む人だよ(笑)。昔の川が、今で言うと首都高なんだよ。

小田嶋さんは確か、以前に目白でお仲間と借りたオフィスも、最低のところだったと言っていたじゃないですか。

小田嶋:そうそう、あれも北向きのまったく陽が射さない最悪の部屋で、みんな半年もたなかったですからね。

不動産を見る目がないんでしょうか。

小田嶋:見る目、ありません。

:やっぱりそうだな、お前は。

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