:テレビはむしろぐるっと一回りして、ネットと親和性が出てきて、キャンペーン効果も上ってきましたよね。テレビは広告の兵器的にみても、やや復活しているんですよ。

小田嶋:俺、この4月から「朝日ニュースター」というテレビのCSのあれで、番組をやっているんです。

一同:おお。

小田嶋:朝日ニュースターというのは、朝日新聞の子会社だったらしいんだけど、それをテレ朝が吸収したということで、いったん番組を総入れ替えすることになって、その中で「ニュースの深層」という番組だけは形を残したという。まあ、予算があまりにもないんです、という話なんだろうけど、それを5人のキャスターが回すということで、そのうちの1人に俺があれしたのよ。

時代の要請か、人材の払底か?

小田嶋隆がキャスターに就任。時代が激しく転換していることを感じます。

:そうだよ。イメージで言ったら、むしろ僕の方が自然なのに、何で小田嶋なんだよ。

一同:まあまあまあ。

小田嶋:俺の守備範囲として、あんまりニュース方向じゃなく、カルチャー寄りということで。

テレビもついに民主化の時代に突入したということですね。

 時代の変化とメディアの変化は、ともに予測がつかないもので…。その中でも不動なのは、高校時代の同級生同士による、どうしようもない会話。シーズン4の再開をお持ちください。それまでの間は、ぜひ単行本でお楽しみを。

「青春」という言葉にきゅんとするあなたに

かつての高校の同級生が語り合う「人生の諸問題」から生まれた3冊目の書籍、『いつだって僕たちは途上にいる』。『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』と主張してきたふたりと、呆れつつも暖かく伴走してきた清野由美(今回、帯でブチ切れていますが。なにかあったのでしょうか)。しょうもない話が一気に高尚に駆け上り、それ以上の速度で駆け下りる独自のリズムの対談を今お楽しみいただけます。心の中に永遠の中学二年生がいる皆様と、そんなオヤジたちが理解できない、もしくは理解したいと考えている健気なあなた、両方を満足させる一冊です。

(「人生の諸問題 令和リターンズ」はこちら 再公開記事のリストはこちらの記事の最後のページにございます)


「人生の諸問題」は4冊の単行本になっています。刊行順に『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』『いつだって僕たちは途上にいる』(以上講談社刊)『人生の諸問題 五十路越え』(弊社刊)

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