岡:大人になっている。なっていて、たいてい困ったことになっている。まずいぞ、これはっ、て。
困っちゃいますね。ずっと迷子のままなんだもん。
小田嶋:この先、60歳になってから友達ができるのかって自信がないんだね、まったく。
岡:それは単にお前ができないだけかもしれないよ。
この場にいる誰も否定しない。
岡:そうでしょう(苦笑)。だから難しいんだよ、これは。まだみんな元気だからいいけど、本気で考え出すとやばいよ、本当。
小田嶋:難しい。
12~17歳の友達が掛け替えのないということは、ほかの皆さんもそうですか。
男性陣:(全員でうんうん、とうなずき始める)
編集Y:いや、僕は全然違います。
岡・小田嶋:えっ?
おっ。
編集Y:僕は今の方が全然楽しいっ(1人だけ明るく軽やか)。
編集Y:僕はもう、ぜっんぶ、新潟に捨ててきましたから。
岡・小田嶋:(思わぬ伏兵に言葉を失う)
編集Y:もう、本当に、全部捨ててきましたから、今が一番楽しいです。
岡・小田嶋:(言葉を失ったまま)
さ、これで、たそがれ続きの場の空気が明るく変わりました。明るくなったところで、「人生の諸問題・映画編」はひとまずおしまいということにします。読者のみなさま、2009年から長きにわたる「シーズン3」も、ご清読ありがとうございました。
小田嶋:いや、あの、俺が挙げた方の映画の話は、十分にしていないような気がするんですけど。
お楽しみは(もしかしたら)これからだ
じゃ、今日はこのへんで。

小田嶋:いや、俺の話は終わっていないんですけど。それは、俺は本当、映画は分からないジャンルで、語るに値しないぐらいではあるんだけど・・・。
だったら、いいですよ。
小田嶋:いや、だから・・・。
男性陣:せっかく小田嶋さんがそうおっしゃっているのだから、ひとまずは・・・。
小田嶋:まあね、一応ね、通り一編の解説しかできないですよ、私。
じゃあ、いいですよ、別に。
小田嶋:そんな・・・分かりました。でも、どちらかというと、余談の方に味わいがあるというか・・・。
男性陣:ねえ、最後にべたーっと、聞きたいですよね。ね、小田嶋さん。
そうお?
Powered by リゾーム?