1970年代でしたら、歌謡曲が入っていてもいいのでは。
岡:東京の進学校の高校生は、歌謡曲は聴いてないですよ。
またそこで上目線が出る。
岡:何人かキャンディーズのファンとかはいましたけどね。僕は興味がなかった。強いて言えばランちゃん、スーちゃんよりも、ミキちゃん。それよりも、僕は小林麻美。
聴いてないと言いながら、ちゃんと押さえているじゃないですか。
小田嶋:俺もやっていたけど。
岡:やっていたって、どういうことよ?
小田嶋:キャンディーズ、俺は好きでした。歌は全然聴いてなくて、絵だけ見ていたんだけど。
すみません、天地真理の10万人集会に行っています
以前、小田嶋さんの口から、天地真理の名前を聞いたこともありましたね。
小田嶋:うー。
どこかの大がかりな集会に行ったとか。
小田嶋:すみません、私はユネスコ村で行われた天地真理の10万人集会に行っています。これは痛手でした。
岡:何やっていたんだよ。
小田嶋:その日はユネスコ村で10時に集合だったの。それで、俺なんかは遠くに住んでいたから、前日から泊まって。
岡:おまえはデモに行かないで、そんなことしていたのかよ(笑)。
小田嶋:朝10時に会場に行って、そうしたら赤い紙やら青い紙やら持たされて、炎天下で「まりちゃん、ハート」みたいな、しょうもない人文字を描く練習させられて。それで、本当は天地真理が10時半ぐらいに来るはずだったのに、12時まで俺たちを待たせたわけ。
岡:わざと?
小田嶋:そう。まんまと2時間、人文字訓練をやらされた後に、天地真理がヘリコプターで降りてきて、「ごめん、真理、遅れちゃった」とか言ったので、俺はもうこの女のファンはできねえな、と。
岡:おまえ、ばか(笑)。
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