小田嶋:これはNHKがどこかからフィルムを買い付けてきたときにだけ放送される番組で、しかも平日の午後4時とかにやるんですよ。だから学校から早く帰るとか、場合によっちゃ6時間目を休むとか、そういうことをして、帰って見ていたんですね。

これ、アイドル番組かと思いきや、海外のロックバンドのステージ中継で、ラインナップがすごいですね。初回がCCR、次にローリング・ストーンズ、クリームと来て。

小田嶋:ストーンズの、おそらくハイド・パーク・コンサートだよね。

後はEL&P、ピンク・フロイド、レオン・ラッセル。この番組はどうやって知ったんですか。

小田嶋:「ヤング・ミュージック・ショー」で、いつ、何々が放映されるぞ、ということは1カ月くらい前からうわさになるの。それで私はほとんど全部を見ているはず。

:僕は全然見ていないです。野球部にいたら、練習があるから見れません。

じゃ、音楽編いきますか

小田嶋くん、あんた、全部見ていていいの? 体操部だったんでしょ。

小田嶋:いや、全然、そんなの出てないもん。

:「ヤング720」というのもあったでしょう。朝の7時20分。

小田嶋:それは思い切り日本の番組。単なる朝の「おはスタ」みたいなものです。

:何だよ。

小田嶋:日本のベタな歌謡曲番組は、俺はとても早い時期にそっぽを向いたから、「スター誕生」とか、あのあたりも全然見てないの。唯一キャンディーズだけ義理があるから見ていた。

キャンディーズの名前が出たところで、次回からは「青春の音楽編」を語っていただきましょうか。

おじさんたちの青春の光と影は、意外に面白い
いつだって僕たちは途上にいる』(岡康道×小田嶋隆)

 日経ビジネスオンラインきっての長寿コンテンツ、ひいては小田嶋隆を“再び”世に出した当連載(自慢)が、みたび単行本になりました。五十路を越えたお二人が、青春時代を振り返る、かと思えば、現世の悩みにドリフトし、すべりにすべって横道に逸れていく、そこにキヨノ姐さんがぐさっとブレーキ。暑くて眠れない夜に、ページを開けばくすくす笑いと共に、気持ちがちょっと楽になる(かと思います)。効能は是非、購入してお確かめくださいませ(Y)

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「人生の諸問題」は4冊の単行本になっています。刊行順に『人生2割がちょうどいい』『ガラパゴスでいいじゃない』『いつだって僕たちは途上にいる』(以上講談社刊)『人生の諸問題 五十路越え』(弊社刊)

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