※ 山なし落ちなし意味なしが極まっていますが、ご寛容にお付き合いください。
小田嶋:このころのショーケンって、やたらカッコよかったのよ。ほら、岡が以前に「青春の映画」で挙げていたあれ。
岡:「青春の蹉跌」?
小田嶋:そう、「青春の蹉跌」。あのときのショーケンも、カッコいいったらありゃしなかったでしょう。
岡:でもさ、俺、この間、あの映画を見直してみたんだ。そうしたら、くそ映画だった。
一同:出た、振り返ればバカな僕(笑)。
岡:もうね、柴田翔「されど われらが日々」に匹敵するくだらなさ。(このあたりはシーズン3「青春の読書(このへん)」「青春の映画(こちら)」などをどうぞ)
小田嶋:そりゃ、そうでしょう。
岡:あんなものを僕の「青春の映画」に挙げちゃって、ばかみたい。恥ずかしかったよ、もう。
そういう岡さんは「傷だらけの天使」はいかがでしたか。
レッツ笑点音頭
岡:ちなみに「傷だらけの天使」は、僕はまったく興味なかったね。
え。
岡:うん、好きじゃなかった。
何で。
岡:何でって言われても。何でだろう。
小田嶋:Aなんかは大好きな番組だった。エレベーターで因縁つけられて、相手を思わずなぐっちゃうようなタイプのやつとか、ちょっと不良がかった子たちが好きだったのよ。
だったら岡さんも好きそうじゃないですか。
小田嶋:そうだね。
岡:いや、僕はあんまり面白いものが好きじゃないの。その、何というか当時はね、僕はむにょむにょだったから。
当時は何?
小田嶋:当時はね、こいつは文学少年だった。
岡:そう、僕は文学少年だったんだよ。
小田嶋:だから、そっちの方じゃなかった。暗い人だったんだよ。
岡:だって高橋和巳とか埴谷雄高とかを読んでいたんだもん。「傷だらけの天使」なんか見られないよね。
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