:あれ、だめだね。もう電気は全部点けちゃって、ライトの傘なんかは取っちゃったりして、これで明るいぞ、なんて安心して、ついでにフロントに電話して「もう1つライトスタンドを持ってきてくれ」、と(笑)。

小田嶋:いや、本当に照明を持ち込みたいぐらいだよ。だから、観光地のホテルとかって、びっかびかに明るいでしょう。あれ、まだ安心できるんだよ。だけど、いわゆるシティーホテル、暗いよね。特に最近の外資系のなんちゃらとかいうとさ、暗さ極まって。

:だめだよね。

小田嶋:気持ち的に沈んでいくんだよね。

あなたたち・・・・・・。

小田嶋:だからヨーロッパなんか住めないよね。基本、暗いもんね、あそこ。

:暗い、暗い。

おふたりに男のおしゃれを語る資格がないことがよく分かりました。

:っていうかさ、今回は僕のアメフト勝利を語る会のはずだったなんだよ。

そうだったんですか?

「っていうかさ」の発信源は岡さんだった?

小田嶋:それ、「っていうかさ」、なんだけど、この言葉がメディアから聞こえてくるようになったのは、10年か15年ぐらい前のことだと思うんです。たぶん、とんねるずなんかがテレビで使うようになってから、だんだん広まって、今、若いやつが日常的に使うようになったと思うんだけど、岡は高校生のころから「っていうかさ」を使ってた。

:いやいや、そんなこと、僕は覚えてないよ。

小田嶋:こっちがまじめに話している話を、「っていうかさ」で、まったく違う次元の話にもっていく、そのタイミングというのが、肩すかしなのか、はたき込みなのか。俺はそれをすごくいつも感じていて、だから、世の中で「っていうかさ」が流行り出したころ、あ、岡が言ってた言葉だな、と真っ先に思い当たったね。

岡さんが流行の発信源だったんですね。

小田嶋:元祖。

:まったく覚えてない。

小田嶋:こいつは何かというと、「っていうかさ」で、違うところに、ばさっと話を変えてしまう。相手の話を要約するふりをして、全然違うフェーズにどーんだよね。しかも、その話って結局、全部自分のことだったりして。あと、マージャンのリーチをするときも、「っていうかリーチ」、やってたね。あれがまた、腹立たしいもんでね。

:まあ、そうかもしれないけれど、冷静といってほしいよね、それは。

小田嶋:そのが冷静さが自分の長所だと、こいつが言っているんでしょう。

※以前、実施したアンケートでの質問「自覚している長所と短所」に対する2人の回答は以下のものだった。

「どんな状況でも冷静でいられる。だから『本気になっていない』と批判される」
小田嶋「長所は執念深くないこと。イヤなヤツの顔は不思議なほど忘れる。短所は根性がないこと。イヤなヤツの顔を忘れてしまう」

小田嶋:だから俺は、そこがおまえの長所には思えなかったね。

:アンケートに書いた答えを忘れていたけど、今から思えば特に冷静なわけでもないな。というか、よく考えてみれば感情的ですかね、むしろ(笑)。

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