小田嶋:メディアで見る限りは、鳩山の方が、内容はともかく、どんどん出てくる。だから逆にすればいいのにね。でも結局、民主党も大きく言えば自民党なんだよね。田中派。で、当の自民党の中枢も、田中派だからね。だって、田中派が竹下派になって、それが分かれて、自民党と民主党で両方共中枢にいるわけだから。

:結局は田中派なのか。

小田嶋:やっぱり、選挙になると強かった、と、そういうことは、日本ではとてもものを言ったということですよ。

 俺が子供のころ、うちの叔父に当たる人間が自民党でね、区議会に出ていたんだ。その選挙事務所に行くと、昼間から酒飲んでいるおやじさんたちがいて、そのメンバーは、町の祭りのときに社務所に集まって酒飲んでいるやつらと、まったく同じだった(笑)。

:そうなんだよ、そう、そう。

小田嶋:うちらあたりの町でもさ、普段は他人に無関心で都会的に暮らしているのに、選挙になると、くそ田舎になっちゃうわけだから。気持ち悪くて嫌なんだよ、俺。

結局、村祭り?

:赤羽でもか。

小田嶋:地縁、血縁総動員ですよ。そういうのが嫌いがゆえに、投票所には行くけど、投票用紙に俳句とか、自分の名前とかを書くというような、そういう面倒くさいことをしてしまうのかもしれない。

マニフェストがちゃんとしていたら、小田嶋さんは真面目に投票しますか。

小田嶋:どうだろうね。俺はそもそも、立候補する人、というのが嫌い、だから。

話になりませんな。

:そういう清野さんは投票に行くの?

行きます。行って、ちょっといい男がいたらその名前をひょいひょいと。

:何だよ。

小田嶋:だから政治家って、やっぱりロックンローラーなんじゃないかと。

(次回に続く)

(写真/大槻 純一 文・構成/清野 由美)

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