近所に買物に行くおじさん?
シャツを羽織るスタイリングがなぜ難しいのか。1つは先ほど説明した「裾の長さ」が影響しています。
2つめの理由は、シャツを羽織る場合、インナーに着るTシャツとの組み合わせが難しいことにあります。
うまく着こなすならば、注意すべきポイントは3つ。サイズと色柄、素材にあります。
例えばサイズの問題。いかに上に羽織るシャツの裾がちょうど良いものでも、中に着るTシャツの裾が長すぎれば、見た目は一気にアンバランスになります。下の写真を見てください。後ろから見ると、中に着るTシャツの裾は、シャツよりも長くなると、なんとも言えずだらしなくなる。
シャツを羽織って着る場合には、Tシャツの裾の長さにも気をつけるようにしましょう。

色柄という点では、中に着るTシャツと外に羽織るシャツのコーディネートが合っているかを考える必要があります。素材感もちぐはぐにならないように合わせるのが基本。
先ほど登場した裾が長く色柄が派手なシャツに、柄物のTシャツを合わせたのが下の写真です。まさに絵に描いたような「休日、近所のコンビニまで買物に行くおじさん」に見えませんか。

もし、どうしてもシャツを羽織る着こなしがしたければ、まずはシャツの着丈に注意すること。色柄は派手なものを避け、無地の濃い色を選ぶといいでしょう。その上で、中のTシャツも同じく無地で濃い色を合わせる。下の写真のように大人っぽい着こなしになり、洗練された雰囲気にもなります。

繰り返しますが、シャツを羽織って中にTシャツを着るスタイリングは極めてハードルが高い。
羽織るシャツの裾の長さにはじまり、中のTシャツとのバランスも取らなければなりません。難しいことを考えるのが嫌であればポロシャツがおすすめです。色柄の違うポロシャツを何点かそろえ、TPOに合わせて着回していく。
もしシャツを着るなら、たとえオフタイムであっても、前を開けずに着ること。これであればシャツとインナーの組み合わせを考えずに済むので簡単です。これらが最も簡単な休日の着こなしの1つと言えるでしょう。
(この記事は日経ビジネスオンラインに、2014年7月31日に掲載したものを転載したものです。記事中の肩書きやデータは記事公開日当時のものです。)
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