三島:テレビの話に戻りますが、冒頭の睡眠グッズのみならず、健康や薬サプリメントに関する番組への出演、アドバイスを求められることが時折あります。「○○野菜を取れば癌にならない」とかそういう番組、沢山あるでしょう。でも僕はこういうスタンスだから、サプリメントや健康食品に対し否定的な見解をすることが少なくない。そうすると、打ち合わせがかなり進んでいるのに、「先生、この話はなかったことにしてください」と突然言われたりする。確認してみると大抵、番組スポンサーにグレーゾーンの健康食品が名を連ねていることが多いです。

うわあ…。そんな話を聞くと、情報番組の見方が変わっちゃいますよね。興味深いお話ばかりで、すっかり本題に入るのが遅れました。今日のテーマは「ロングスリーパー」です。

三島:はい。

昨今の睡眠ブームでは様々な事が言われていますが、睡眠時間については「ロングよりは、ショートの方がいい」という論調が圧倒的に優勢だと思うんです。実際、短時間睡眠を推奨する書籍は多いが、長時間睡眠を薦める本はめったに見かけない。有名起業家の自己啓発本なんかを見ても「睡眠時間は3時間で十分。長く寝る奴は自ら時間を無駄にしている駄目人間。負け組確定だ!」といった趣旨のフレーズが普通に出てきます。

「ロングスリーパー=駄目人間」かどうか、ついに判明

三島:なるほど。

一方、長時間睡眠は早死にするという記事も頻繁に見かけます。でも、会社の健康診断では『毎日の睡眠は6時間』とか見栄で書いているが、実はロングスリーパーっていう人も少なからずいると思うんです。個人的には、むしろショートスリーパーの方が、細胞が十分再生されず、不健康・短寿命になる気がするのですが、現実はどうなのでしょう。

三島:結論から言えば、極端なショートスリーパーの多くは健康ではありません。

やっぱり!

三島:でも、極端なロングスリーパーの多くも健康ではありません。

やっぱり…。

三島:ただし、ショートスリーパーやロングスリーパーの中にも健康な方はいます。

どういうこうとでしょう。

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