「箱根には、いろんな機関がいろんなところで観測点を持っていて、当然、気象庁や、神奈川県の温泉地学研究所も持っています。全部で10カ所以上。それで、地震活動がどんなふうに増えていったかを見たものがこちら。これは地震の回数ですけど、2015年5月の連休前に急激に地震が増えてきているので、そういったことでちょっと活発化しているかなと。下からマグマが上がってきてる。上がってくるときにはバリバリ周りを割りながらくるんで、それによる地震活動だろうなというふうにわかってくるわけです」
いくつも観測点があると、さらに震源とその深さも特定出来る。それも精度、数百メートル単位で分かる。
バリバリと割りながら
「バリバリと割りながらマグマが入ってきて、そこが震源になっている。この辺が割れてるとか、どの辺から噴きそうとか、そういったことを、観測点がいっぱいあると非常に精密に決めることができます。そういったことを見ながら、我々は噴火について判断するということなんですね」
ここで疑問。藤田さんは何度か、「バリバリと割りながら」という表現を使った。なんとなく分かるような気もするのだが、あまり普段、使う表現でもない。具体的にどういうことなのだろうか。

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