シリーズ
「世界の工場」の明日

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技術へのアクセスの民主化が生む次のシリコンバレー
ベイルートに本拠を置くハードウエアスタートアップの話を聞いているうちに「いまはどこでもイノベーションの中心地になり得るのだな」と感じた。テクノロジーへのアクセスはますます民主化・大衆化され、現在の職業などに関係なく学べる…
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深センの起業家に宿る「リーン・スタートアップ」の精神
リーン・スタートアップは、「長期計画を立てるのでなく、できる限り早くモノになる製品やサービスを作り上げて、その結果を得て次を考える。失敗したら考え直す」という手法だ。失敗や方向転換を伴う試行錯誤を前提にした、MVP(Mi…
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同調圧力高い日本、自動運転・ドローンで中国に勝てない
動画に登場するジェネシスホールディングスの藤岡淳一社長、Shiftallの岩佐琢磨CEO(最高経営責任者)がともに語っているように、深センだけでなく中国全体がデジタル技術とインターネットを背景にここ数年で長足の進歩を遂げ…
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テクノロジーと損得で変わりつつある中国の社会
作者が著作権を保持したまま作品をシェアするクリエイティブ・コモンズなど、デジタル時代の法制度を研究している米ハーバード大学のローレンス・レッシグ教授は、人の行動を制御する方法を以下の4つに分類している。1.法、2.倫理、…
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「不良率めちゃ高い」中国でハードウエアを作る知恵
日本の製造業は高品質な部品製造が可能なことで知られているが、藤岡氏と岩佐氏がともに語っている通り、日本企業のオーバークオリティーな発注は、中国では歓迎されていない。藤岡氏も日ごろから「日本の製造業とは協業できない」と語っ…
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日本の大手製造業はエッジの立った商品を作らなくなった
ShiftallのCEO(最高経営責任者)を務める岩佐琢磨氏は日本のハードウエアスタートアップの草分け的存在だ。2008年に創業したCerevo、2018年に創業したShiftallと一貫してハードウエアベンチャーの代表…
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利益は小さくてもハードウエアスタートアップを支援する
深センでハードウエア製造を手がけるジェネシス・ホールディングスの藤岡淳一社長の元には、日々多くの製造相談が舞い込む。相談は大きく分けて以下の2パターンだという。1.ハードウエアについてはざっくりしたイメージしかない。2.…
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深センはなぜ「ハードウエアのシリコンバレー」になったのか
「世界の工場」と呼ばれた中国・深センはなぜ「ハードウエアのシリコンバレー」になったのか。現地でハードウェアの受託製造・開発を手掛けるジェネシスホールディングスの藤岡淳一社長が深センで電子機器を作るメリットを語る。