シリーズ
「世界の工場」の明日

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オープンデータの活用広がる スマホ用の宅配マップも
政府は緊急事態宣言を延長した。国民の協力で新規感染者数は減少傾向にあるが、一方で経済の落ち込みが深刻になっている。そんな中、シビックテック(テクノロジーによる市民の社会参加)は、苦境にある飲食店と消費者を結びつけ始めた。
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技術者以外も可能、自宅からテクノロジーで行政を助ける方法
緊急事態宣言が延長された。外出を自粛する生活がまだしばらく続く。そんな中で市民がテクノロジーで行政を助ける、「シビックテック」が拡大しているのは、数少ない明るいニュースだ。これを機に、自宅でできるシビックテックに参加する…
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福井県は動画教材を公開、オープン化で広がるオンライン教育
新型コロナウイルスの感染拡大で小中学校や高校の休校措置が続く中、子供たちの学習の機会をいかに確保していくかが大きな課題になっている。公立学校ではオンライン授業の取り組みが進まないところも多い中、福井県教育委員会は4月14…
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交易会はオンライン開催、「コロナ後」のアクセルを踏みかねる中国
4月8日、新型コロナウイルスで最初に都市封鎖された武漢が、2カ月半ぶりに封鎖解除となった。中国国内に限定するとピークは過ぎ、経済を再稼働させる段階にある。だが、その道は平坦ではない。
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データ解析を民主化せよ 新型コロナで重み増す「オープンデータ」
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、シビックテックと呼ばれる行政と市民エンジニアの連携が広がっている。総務省はデータを利用した取り組みをさらに広げるために、オープンデータについてのガイドラインを公開した。
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コンマ秒単位の高速化も、爆速で急拡大する中国のマスク生産ビジネス
マスクの需要が急拡大していることで、中国ではマスク製造システムが急速に進化中だ。中国での数多くの取材をしているジャーナリストの高口康太によると、紫光集団傘下で深センに本拠を置く半導体会社、紫光同創電子(PANGO MIC…
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アリババは新型コロナ対策集を公開 広がるオープンイノベーション
最初にCOVID-19のまん延に見舞われた中国では、アリババ集団の創業者であるジャック・マー氏の財団を通じて、感染症対策医師たちが対応方法をまとめ、各国の言語で公開した。
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プログラミング教育は官僚主義を超えるか タイNSTDAの挑戦
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で学校での授業をオンライン学習に切り替えるといった事例が増えるなど、教育の形は変わりつつある一方で、現場は突然の変化に戸惑いもある。STEM教育に力を入れるタイでの事例は日本にとっても…
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新型コロナで広がるオープンソース運動は日本人の働き方を変えるか
東京都公式の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」はCode For Japanが主体となってオープンソースソフトウェアとして開発された。同サイトを取り巻く動きは、オープンソースというその特性から、エンジニアだけでなく様…
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東京都公式の新型コロナ対策サイトはオープンソースで作られた!
東京都は3月4日、新型コロナウイルス感染症対策サイトをリリースした。このサイトが画期的なのは、Code for Japanというプログラマーたちの非営利団体が発起人となって、さまざまな立場のプログラマーたちがオンライン上…
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すべてがデジタルの時代 経営者こそコンピューターサイエンスを学べ
デジタルテクノロジーが世界中に行きわたるといわれてから既に長い時間が経過している。実際、現代の生活はデジタルテクノロジーに覆われている。例えば、飲食店を開くことを考える際に、「どのようにインターネット上で話題になるか」に…
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ハードウエアスタートアップの駆け込み寺、墨田区の浜野製作所
日本は優れた製造業が数多くある国ではあるが、研究開発を主たる業務としているハードウエアスタートアップが、協力してくれる企業を探そうとすると意外に難しい。そんな中で、東京都墨田区にある浜野製作所はハードウエアスタートアップ…
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豊田市で実感、イノベーションの訓練としてのハッカソンの重要性
2月7〜9日、愛知県豊田市のものづくり創造拠点「SENTAN(センタン)」で開催されたハッカソン「HACK the TOYOTA」に審査員として参加した。チームに分かれ、テーマに沿って作るものを決め、1〜2日程度の期間で…
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ハードウエアスタートアップは「BtoC」から「BtoB」へ
「ハードウエアのスタートアップ」と聞くと、消費者向けに小ロットの製品を売っているイメージがあるかもしれない。しかし、米スタートアップアクセラレーター、HAXのデータを見ると、コンシューマーエレクトロニクスが減るのとは対照…
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新潟・長岡にイノベーションの予感、盛り上がる「ものづくりフェア」
2月1日~2日に新潟県長岡市で開催された「長岡ものづくりフェア」に参加した。伝統工芸展と科学フェアを融合させたことで、会場にはハイテクに関係する団体だけでなく、長岡の様々なものづくり企業や学校が並んだ。多種多様なブースが…
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バンコクからイノベーションを起こすGravitechの挑戦
東京や深センなどで開催されているDIYの祭典、メイカーフェアはタイ・バンコクでも毎年開かれている。バンコクでのメイカーフェアを初期からサポートしているのがGravitechという企業だ。
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日本の先を行くマレーシア・ペナン島のプログラミング教育
今年の4月に日本の小中学校でもプログラミング教育が必修化される。ただ「2020年度から必修化」は、ややスローガン先行で実際はプログラミングという教科ができるわけではない。
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AIにキャラクターを、CESで目立ったアジアのアプローチ
米ラスベガスで開かれた世界最大のデジタル技術展示会「CES」で、中国・深センの企業、銀星科技(Silver Star Technology)が新型のロボット掃除機を展示していた。ルンバのような形状だが、中央に液晶で表示さ…
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シャオミのAI衣料品オーダーメード、「超簡単でそこそこ」のうまさ
日本でスマートフォンや家電などの販売を始めた中国のスマホ大手、シャオミ。中国では家具やアパレルなどさまざまな分野のブランドを立ち上げ、ハードウエア企業への投資や提携なども通じて一大グループを形成している。オンラインショッ…
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インドの政策「デジタルインディア」に感じたリープフロッグ
社会の基盤となるものが整備されていない、またはうまく機能していないことが幸いして、既得権や過去の設備と関係なく最新の技術が導入される。新興国でしばしば起こるこの現象は「リープフロッグ」と呼ばれている。インドが進めているデ…