シリーズ
「世界の工場」の明日

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オープンソース戦略を進めるアリババやOPPO、人材採用を強化
中国のオープンソースアライアンスの開源社は2月27日、オープンソース関連の採用情報を集約して公開し始めた(リンク)。ページにはアリババ集団、華為技術(ファーウェイ)、OPPO、京東集団(JD.com)など中国を代表するテ…
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国境を越えて広がるオープンソースソフトウエアの世界
オープンソースのソフトウエアの特長は世界中どこでも利用できる点にある。オープンソースソフトウエアの成功を図る指標の1つは、Linuxなどのようにもともとの作者や開発の中心が意識されなくなるぐらい広く普及し、様々な方向の発…
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「無料だから」ではない、中国で広まるオープンソース開発への理解
中国最大のオープンソースアライアンスである開源社は、2021年1月に中国開源年度報告2020を発表した。最新版の2020年度報告は、マイナーな存在だった中国の開発コミュニティーが急速に大きくなっていることを感じさせるもの…
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ソースコード流出事件、原因はモラルの欠如 GitHubをもっと使え
大手企業のソースコードが「GitHub」に流出したことが話題になっている。誤解してほしくないのは、今回の件でGitHubは全く悪くないことだ。問題はモラルの欠如にある。モラルを売ると金になる構造に加担してはいけない。
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楽しんで手を動かす人が増え始めた中国、新しいものが生まれる予兆
技術開発について、先進国の後追いや、はやり物への過度の集中が多いといわれる中国。その方向性は成熟とともに変わりつつある。その兆しが表れているのが、IoT開発ボードの人気が出始めていることだ。
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新型コロナ禍から回復中の中国で増えるロボット
飲茶というと、温水が仕込まれていて湯気が立ち上るカートを女性従業員が運んでくるのをイメージする。深圳で飲茶レストランに行くと、数件に一軒の割合で点心を運ぶロボットを見かける。
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変わりゆく世界最大の電気街 深圳・華強北博物館の貴重な記録
世界最大の電気街「華強北」は、深圳の象徴的な場所の1つだ。1日に約50万人、ピーク時で80万人が世界中から訪れる巨大な電気街は、常にこの街の歴史の中心にあった。粗悪なコピー品も、騰訊控股(テンセント)のような世界的な大企…
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新型コロナ対策は総力戦 清潔になり始めた深圳
新型コロナウイルスの感染拡大に世界で最初に直面した中国は、国ぐるみの大規模な対策で感染の封じ込めにほぼ成功している。対策の一貫として、深圳では政府による街の清掃が徹底されるようになっている。
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国境を越えるオープンイノベーション アマゾンと連携する深圳企業
米中貿易摩擦が激化する中で、エンジニア同士の交流やオープンイノベーションは続いている。ソースを公開して検証可能にするオープンソースソフトウエア・ハードウエアの世界では、国同士の対立の影響を避けて交流することができる。
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まるで工場の工程管理、中国の徹底した新型コロナ対策
冬の到来とともに、日本では新型コロナウイルスの感染者が増加している。12月12日には日本国内の新規感染者が初めて3000人を超え、政府はより大規模な対策を迫られている。一方、日本とほぼ同じ人口規模である広東省での新型コロ…
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コロナ禍でも加速する深圳の高度外国人材受け入れ
コロナ禍からの経済回復を急ぐ中国は様々な公共投資を行っている。工業地帯からイノベーションセンターへのさらなる転換を目指す深圳では、公共投資の一環として外国人や在外華人、留学生などの受け入れにも力を注いでいる…
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回復途上の中国経済、大規模な公共投資で深圳郊外に展示場が
2020年11月24~27日の4日間、深圳市に新設されたコンベンションセンターである深圳国際会展中心にて、DMP大湾区工業博覧会2020が開催された。素材や工作機械、工作機械用のパーツなどを扱う展…
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40代以上は4% 中国のオープンソース開発は高収入の若者が中心
以前、中国の政府系シンクタンクの発行した「オープンソースエコシステム白書2020」を紹介した。ユーザー中心の非営利団体「開源社」も、中国のオープンソース開発者コミュニティーについて白書を発行している。現時点で最新版の「2…
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「オープンソースの法的根拠」普及を急ぐ中国政府
2020年9月、中国で「Open Atom Foundation」が設立された。「Foundation(財団、基金)」とついているので民間の団体のように見えるが、工業情報化省(工業信息化部)に属する政府機関だ。急ごしらえ…
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国際的なオープンソースに乗るアリババ、新しい流れを作るテンセント
中国の巨大テック企業はオープンソース運動に積極的に参加しているが、参加の仕方は様々だ。AIやブロックチェーンを得意とするアリババやバイドゥは世界的な流れに合流する方で、IoT、ハードウエアを主戦場とするファーウェイやテン…
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オープンソースに本腰入れる中国 政府系シンクタンクが白書を発行
中国の政府系シンクタンク、中国情報通信研究院は2020年10月16日、オープンソースエコシステム白書を公表した。同白書が発行されるのは初めてのことだ。
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ファーウェイもアリババも オープンソースが根付き始めた中国
中国オープンソースカンファレンス2020(COSCon'20)が10月24~25日、オンラインと北京・上海・成都・深圳の4都市の会場で開催された。カンファレンスでは華為技術(ファーウェイ)、アリババ集団、騰訊控股(テンセ…
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ランの産地の高校生がIoT温室を開発 起業家を育てるタイの教育
9月30日、タイの国家科学技術開発庁が主催する学生デザインエンジニアリングコンテストが開かれた。コンテストで受賞したクオリティーの高い作品からは、起業家を育てるタイの教育プロジェクトが実を結びつつあることが感じられる。
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政府がデジタル化を主導するシンガポールから日本が学べること
シンガポールではBluetoothを用いた接触確認アプリ「Tracetogether」の配布を他国に先駆けて始めるなど、新型コロナ対策で積極的にICT技術を利用している。ただ、シンガポールのICTによる新型コロナ対策は、…
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進むAI技術の民主化、中国では玩具のように扱えるツールも
近年注目を集めている技術の1つにAI(人工知能)がある。様々な方面で技術開発や社会への適用が進んでいるだけでなく、AIの根本技術である機械学習については、様々なツールが登場したことで、気軽に技術を学び、遊ぶことができる時…