
新型コロナウイルスの感染拡大で、行政と市民の協働によるシステム開発に注目が集まった。システム開発で一番難しいポイントは「何を作るか」である。利用者は目の前に完成したものがあって使うことができるようになったときに、はじめてそのシステムが何なのかを理解する。どんなものであっても、目的に到達するためにどういうものを作ればいいのかを他人に説明することは難しい。自分の中にはっきりした答えがないものであればさらに困難だ。
システム開発の世界で以前からたびたび引用される「顧客が本当に必要だったもの」という風刺画がある。以下に示しているのがそれだ。
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