日本でスマートフォンや家電などの販売を始めた中国のスマホ大手、シャオミ。中国では家具やアパレルなどさまざまな分野のブランドを立ち上げ、ハードウエア企業への投資や提携なども通じて一大グループを形成している。オンラインショップの「小米有品」ではシャツやジーンズといった衣料品のオンラインオーダーメードサービスも手掛けている。

 2019年10月23日、小米有品でオーダーメードジーンズの受注が始まった。中国語でカスタムオーダーは「定制」という。小米有品のサイトで定制の文字を見つけて、早速試してみることにした。

 ジーンズを買うときはたいてい裾上げが必要だが、ただでさえ店舗に行って販売員と話すのは面倒なのに、慣れない外国語でやりとりするとなればさらに面倒だ。それがスマホからの注文だけで済むなら助かる。価格も189元(約3000円)と手ごろだ。

 とはいえ、衣料品のオーダーメードは大仕事だ。スマホで何枚も写真を撮るのだろう、と思いながら手続きに進んだ。

 まずポケットの形などジーンズの形状についての簡単な質問に答えた。次に「年齢」「身長」「体重」を入力。その後に「筋肉質か太っているか」「太ももの周りは太いか細いか」など3つの選択肢が用意された3つの質問に回答すると、手続きは終了してしまった。時間にしてわずか1分ほどだった。

 これがシャオミのAI(人工知能)オーダーシステム「MatchU」のようだ。股下の長さや腹囲なども聞かれていない。こんな簡単な質問に答えるだけで、裾上げがいらないピッタリサイズのジーンズが作れるものなのだろうか。

シャオミのオンラインショップ「小米有品」で始まったジーンズのオンラインオーダーメードサービス。「智能定制」は「インテリジェントカスタムオーダー」の意味(左)。「身長」「体重」「年齢」と三択の質問3つに答えるだけでオーダー終了

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