「iPhone」はなぜ生まれたか

佐藤氏:僕は今でも、iPhoneのような製品を出せる日本企業は少ないと思います。技術的なことが原因ではありません。

 やはり当時のアップルはすごくいびつな組織だったと思っていて、そのいびつさ故に生まれた商品なのでは、という気がするんですね。普通の、常識的なものづくりの考え方では、なかなか、ああいう製品を生み出せません。

 ロジックを積み上げていくと、すごく効率の悪い作り方をしていたり、リスクの高いものづくりをしていたり……。

 そこまでのリスクを取れる組織というのは、なかなか今の日本企業では難しいのではないかと思いますね。あれは、アップルの組織であるが故に生まれたものです。技術的にもデザイン的にも優れてはいるのですが、最大の要因は、あのような製品を作ろうという意思決定と、実行した組織の力です。

この先のポイント
  • ●スシローの都心型小型店舗のプロジェクトが終わった理由
  • ●日本企業にも「iPhone」は作れる?
  • ●「ドコモショップ」という名称に疑問
  • ●‟いい失敗をするためのプロジェクト”が増えている

>>有料会員にご登録いただくと、続きをテキストと動画でご覧いただけます

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り2269文字 / 全文4031文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題